自分自身、静岡大学に通っていた頃の仕送りは月5万円でした。家賃3.8万円のワンルームに住んでいたので、仕送りだけだと残り1.2万円。バイトしないと食費すらまともに出ない金額でした。入学当初は「仕送り5万円もあるし余裕でしょ」と思っていましたが、教科書代や新歓の飲み会で最初の2ヶ月は完全に赤字でした。ここでは大学生の仕送り平均額のデータと、実際のやりくり方法を自分の経験も交えて整理しました。
| 仕送り額 | 家賃上限 | 食費目安 | バイト必要額 | 余裕度 |
|---|---|---|---|---|
| 月10万円 | 6万円 | 2.5万円 | 交際費のみ | ★★★ |
| 月8万円 | 5万円 | 1.5万円 | 月2〜3万円 | ★★ |
| 月5万円 | 3.5〜4万円 | 自炊必須 | 月4〜5万円 | ★ |
| 仕送りなし | 3万円台 | 学食+自炊 | 月8〜10万円 | 要計画 |
大学生の仕送り平均額
下宿生の全国平均は月72,350円
全国大学生活協同組合連合会の第60回学生生活実態調査(2025年2月公表)によると、下宿生への仕送りの月平均は72,350円で、前年から2,230円増えています。同じ調査では下宿生の収入合計が月132,140円、仕送りが0円の下宿生も概ね7%前後で推移しているとされています。仕送りだけで暮らせる前提で計画を立てないほうが安全です。
この72,350円はあくまで全国平均で、地域差がかなり大きいです。東京・大阪などの大都市圏では家賃が高いので月8〜10万円以上の仕送りが必要なケースもあります。一方、自分がいた静岡のような地方だと家賃が安いぶん、月5〜6万円でも生活はできました。静岡の大学周辺はワンルーム3〜4万円台の物件が多くて、名古屋の千種区に住んでいる今と比べると家賃は半分以下でした。

仕送りで賄える費用の内訳
たとえば月8万円の仕送りがあった場合、家賃5万円・食費1.5万円・光熱費0.8万円・通信費0.5万円・日用品0.3万円で合計8.1万円。仕送り額を1,000円オーバーするので、生活費の基本部分でちょうど使い切ってしまう計算になります。ただし交際費・被服費・趣味・サークル活動費はここに含まれていないので、実際にはバイト収入で補う必要があります。自分の場合は月5万円の仕送りだったので、バイト代の4〜5万円がないと完全にアウトでした。特にサークルの合宿や飲み会が重なる月は、バイト代だけでは足りずに貯金を崩すこともありました。
仕送り以外の収入源
アルバイト収入
大学生の多くがバイトをしていて、月平均3〜6万円くらい稼いでいます。コンビニ・飲食店・塾講師・家庭教師・イベントスタッフなど種類は多いです。ただ、バイトに時間を取られすぎると学業がおろそかになるので、週3〜4日・1日5〜6時間以内を目安にしたほうがいいです。個人的には塾講師が時給も高く、シフトの融通も利くのでおすすめでした。自分は大学2年から個別指導塾で週3回入っていて、時給1,300円くらい。試験前はシフトを減らせたので単位を落とすこともありませんでした。
奨学金の活用
日本学生支援機構(JASSO)の奨学金には、返済不要の給付奨学金と、返済が必要な貸与奨学金(第一種・第二種)があります。
先に確認してほしいのは給付奨学金のほうです。JASSOが公表している支給額では、第I区分の場合で国公立の自宅外が月66,700円、私立の自宅外が月75,800円。世帯収入などの要件を満たす必要はありますが、これは返さなくていいお金です。大学独自の給付型奨学金と混同されがちですが、別の制度なので両方を調べてください。
貸与のほうは、第一種(無利子)が月2万円〜6.4万円(最高額は私立・自宅外の64,000円で、国公立の自宅外は51,000円)、第二種(有利子)が月2万円〜12万円の1万円刻みです。第一種は区分ごとに選べる金額が決まっていて、好きな額を指定できるわけではない点に注意してください。
| 奨学金の種類 | 月額 | 返済 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 給付奨学金(JASSO)・大学独自の給付型 | 自宅外で月66,700〜75,800円(第I区分)/大学独自は大学による | 不要 | 収入・成績要件あり・最優先で検討 |
| 第一種(無利子) | 2〜6.4万円 | 必要(無利子) | 成績・収入要件あり |
| 第二種(有利子) | 2〜12万円 | 必要(利子あり) | 要件緩め・金額選択幅広い |
- 奨学金は借金——返済が始まると月1〜2万円が毎月出ていきます
- 必要最低限の金額で借りるのが鉄則です
- JASSOの給付奨学金と在籍大学の給付型を、借りる前に必ず確認してください
- 返済シミュレーションをJASSOのサイトで事前に確認しておきましょう

生活費を月別で管理する方法
固定費と変動費を分けて管理
生活費は「固定費」(家賃・通信費・サブスクなど毎月変わらないもの)と「変動費」(食費・交際費・被服費など毎月変わるもの)に分けて管理するのが基本です。固定費は一度見直せば効果が長続きするので、まず固定費の削減から手をつけるのがおすすめです。格安SIMに乗り換えるだけで通信費を月2,000〜3,000円に下げられる場合があります。自分は大学3年の時にキャリアから格安SIMに変えて、月6,000円の節約になりました。年間にすると7万円以上の差で、バイト1回分以上に相当します。
家計簿アプリで支出を可視化
マネーフォワードMEやZaimなどの家計簿アプリを使えば、レシートをスマホで撮影するだけで支出が自動分類されます。月末になって食費を使いすぎたと後悔しないように、週単位で支出をチェックする癖をつけるのが大事です。銀行口座やクレジットカードとの連携機能もあるので、自動で支出を記録してくれるのが便利です。
仕送りが少ない場合の対処法
仕送りが少ない、あるいは仕送りなしで一人暮らしをしている学生も多いです。その場合はバイトを増やすか、生活費を徹底的に削るかのどちらか(もしくは両方)になります。具体的には以下の4点から取り組むと効果が出やすいです。
- 食費の節約——自炊の徹底・学食の活用・閉店前の値引き品を狙う
- 通信費の節約——格安SIMへの乗り換え(月2,000〜3,000円で済む)
- 被服費の削減——フリマアプリの活用
- 娯楽費の見直し——サブスクの整理・無料イベントの活用
自分の場合、学食のランチを週4回利用して1食400円前後に抑えていました。スーパーの閉店前の値引き品を狙うのもかなり効果的でした。
よくある質問
仕送り月5万円でも一人暮らしできる?
地方なら可能です。家賃3〜4万円台の物件を選べば、残り1〜2万円で最低限の生活費は賄えます。ただしバイト収入が月4〜5万円は必要になるので、学業とのバランスが重要になります。
仕送りなしで大学生活を送ることはできる?
可能ですが、かなりの計画性が必要です。バイト月8〜10万円+奨学金で家賃・食費・光熱費を賄う形になります。実際に第60回学生生活実態調査でも、仕送り0円の下宿生は概ね7%前後います。JASSOの給付奨学金(自宅外で月66,700〜75,800円・第I区分)が使えれば負担は大きく減るので、在籍大学の制度と合わせて先に確認してください。
仕送りの金額について親に相談するコツは?
具体的な生活費の内訳を見せるのが一番です。「月8万円ほしい」ではなく「家賃5万+食費1.5万+光熱費0.8万+通信費0.5万=7.8万円」のように数字で示すと、親も判断しやすくなります。家計簿アプリのデータを見せるのも効果的です。
まとめ
- 下宿生の仕送り平均は月72,350円(全国大学生協連・第60回調査)。地域差が大きいです
- 仕送りだけでは足りないのでバイト収入との組み合わせが基本です
- 奨学金は必要最低限に抑え、返済計画を立てておきましょう
- 固定費の見直し(特に格安SIM)から始めるのが効果的です
- 家計簿アプリで週単位の支出管理を習慣にしましょう














