合宿免許で大型二種免許を取得|バス運転手を目指す費用・期間・給付金

合宿免許で大型二種免許を取得|バス運転手を目指す費用・期間・給付金

大型二種免許はバス運転手になるために必須の免許で、合宿なら最短17〜19日・費用45〜55万円(普通MT所持)が相場です。教育訓練給付金を使えば、一般教育訓練で最大10万円、特定一般の指定講座なら最大20万円が戻ってきますし、バス会社が費用を全額負担してくれるケースもあります。費用・期間・教習内容・キャリアまでまとめました。

所持免許別の費用と期間

現在持っている免許によって費用と期間が大きく変わります。大型一種を先に取ってからステップアップすると、トータルで安くなるケースもあります。

運転免許試験場の看板

所持免許費用最短期間技能教習学科教習
普通MT45〜55万円17〜19日34時限19時限
中型35〜45万円14〜16日29時限19時限
大型一種20〜30万円7〜10日18時限19時限

大型一種を持っていると費用も期間も半分近くに短縮されます。閑散期(4〜7月、10〜1月)は繁忙期より5〜10万円安くなるので、時期を選べる人は狙い目です。

取得条件

深視力検査は奥行きを正確に捉える力を測るもので、普通の視力検査とは別物になります。大型車両を安全に運転するために必要とされているので、事前に眼科で確認しておくと安心です。

なお2022年5月13日以降は、受験資格特例教習を修了すれば19歳以上・普通免許等の保有1年以上でも受験できます。21歳・3年という原則より早く挑戦したい人は、この教習を扱っている教習所を探してみてください。

教育訓練給付金で最大20万円バック

大型二種は教習費用が高額なだけに、教育訓練給付金の恩恵が大きくなります。50万円の教習なら、一般教育訓練で上限の10万円、特定一般の指定講座なら上限の20万円が戻ってきます。

  • 対象:雇用保険に1年以上加入している人
  • 支給額:一般教育訓練は費用の20%(上限10万円)、特定一般教育訓練の指定講座は40%(上限20万円)
  • 50万円の教習なら一般で10万円、特定一般の指定講座なら20万円(いずれも上限額)が戻る
  • 申請:修了日の翌日から1か月以内にハローワークへ(一般教育訓練給付金は事前手続き不要)
⚠️ 申請期限は修了から1か月
一般教育訓練給付金は事前の手続きが不要な代わりに、申請期限が修了日の翌日から1か月以内と短いです。卒業したらすぐ動かないともらい損ねます。なお特定一般教育訓練給付金の対象校を使う場合は、受講開始日の2週間前までに受給資格確認が必要になるので、どちらの対象かを申し込む前に確かめておきましょう。

教習内容

大型二種の教習は、12m近いバスを操る運転技術と旅客輸送の知識の両方が求められます。普通車の教習とはボリュームがまったく違います。

技能教習

全長12m近いバスの車両感覚をつかむのが最初のハードルです。特に左折時の内輪差とバック時の感覚は教習で繰り返し練習して身につけます。鋭角コース・方向変換・縦列駐車も二種ならではの精度が求められ、路上教習では一般道路・幹線道路を走行します。急ブレーキ・急ハンドルは厳禁で、旅客を意識した丁寧な運転が必要です。

学科教習

旅客運送に関する法令・規則、安全運行の知識に加えて、応急救護の実技カリキュラムも組まれています。普通車よりも踏み込んだ内容で、19時限をこなします。

バス運転手の就職状況

バス運転手は全国的に深刻な人手不足が続いています。2024年問題(ドライバーの労働時間規制強化)の影響もあって、大型二種免許保持者の求人は豊富です。

  • 活躍の場:路線バス・観光バス・高速バス・送迎バスなど幅広い
  • 年収:400〜550万円が相場。大手バス会社は福利厚生も充実
  • 未経験歓迎:特に地方の路線バスは慢性的な人手不足で歓迎されやすい

バス会社の費用負担制度

タクシー業界と同様に、バス会社にも免許取得費用を負担してくれる制度があります。45〜55万円の費用が丸ごと浮く可能性があるので、バス運転手を目指すならまず会社選びから始めるのが賢い選択です。

  • 入社前取得:費用を立て替え、入社後に返金されるパターン
  • 入社後取得:会社が教習所と提携し、在職中に取得させてくれるパターン
  • 条件:3〜5年の勤務継続が求められることが多い(タクシーより長め)

自費で50万円以上払う前に、会社負担で取得できる道がないか必ずチェックすべきです。費用負担制度の有無はバス会社ごとに違うので求人情報で確認してください。給付金の対象講座はハローワークで、指定自動車教習所の一覧は全日本指定自動車教習所協会連合会のサイトで調べられます。

大型二種免許は合宿で最短17〜19日・45〜55万円。教育訓練給付金は一般で最大10万円、特定一般の指定講座なら最大20万円バック。バス会社の費用負担制度も活用できる。バス運転手を目指すなら、まず会社を決めてから免許取得に動くのが賢い。

よくある質問

大型一種を先に取ってからステップアップすべき?

予算と時間に余裕があるなら検討の価値はあります。大型一種を取ってから大型二種に進むと、二種の費用は20〜30万円・最短7〜10日で済みます。ただし大型一種の取得費用(20〜30万円)が別途かかるので、トータルではやや高くなるケースもあります。「バスしか乗らない」なら普通MT所持から直接大型二種に進むのが効率的です。

深視力検査が不安だけど対策はある?

深視力は訓練で改善できるケースが多いです。眼科で「三桿法(さんかんほう)検査」を受けて現状を把握し、必要に応じてトレーニング用のアプリや器具で練習するのが一般的です。メガネやコンタクトの度数が合っていないと深視力も悪化するので、まずは眼科で矯正が適正か確認するのが先です。

バス会社の費用負担制度の条件は?

多くの場合、入社が前提で3〜5年の勤務継続が条件になります。タクシー会社の2〜3年より長めに設定されているのが一般的です。途中退職すると費用の返還を求められる場合もあるので、契約内容をしっかり確認してから申し込んでください。求人サイトで「大型二種 取得支援」と検索すると対象企業が見つかります。

まとめ

合宿免許受付センターの公式サイトより
出典:合宿免許受付センター公式サイト
✅ この記事のポイント
  • 大型二種免許は合宿で最短17〜19日、費用45〜55万円(普通MT所持時)
  • 大型一種所持なら20〜30万円・最短7〜10日に短縮
  • 教育訓練給付金は一般で最大10万円、特定一般の指定講座なら最大20万円が戻る(一般の申請は修了日の翌日から1か月以内)
  • バス会社の費用負担制度で実質無料になるケースもある