コンクリートやタイルの上に人工芝を敷く場合、ピンが使えないので接着剤での固定が選択肢になります。ベランダに1畳分だけ人工芝を敷いたとき、接着剤選びで結構迷ったんですよね。「どの接着剤がいいの?」「全面に塗るの?」「失敗したら剥がせる?」あたりが気になるポイントだと思うので、種類・選び方・施工手順をまとめました。

目次

人工芝用接着剤の種類
接着剤は大きく3種類あります。どれを選ぶかは「面積」と「将来剥がす可能性があるか」で判断するのがわかりやすいです。
ウレタン系接着剤
人工芝用としては一番よく使われているタイプです。弾性があって温度変化による伸縮にも対応してくれるので、屋外使用に向いています。価格は1缶(4kg程度)で3,000~5,000円が相場で、約10~15平米をカバーできます。ぶっちゃけ、迷ったらウレタン系を選んでおけば間違いないです。ただし開封後は固まりやすいので、使い切れる量を計算してから買うのがコツ。
エポキシ系接着剤
接着力は最強クラスですが、硬化すると柔軟性がなくなるため広範囲の接着には不向きです。2液を混ぜて使うタイプが多く、可使時間(使える時間)が短いので、慣れていない方にはちょっとハードルが高いかもしれません。
シリコン系ボンド
水や湿気に強くて短時間で固定できますが、接着力は他の2つより低めです。広い面積には向かないですが、部分的な補修や少ない面積の屋内使用には手軽に使えます。

接着剤での施工手順
接着剤での施工は、手順を間違えると後から修正がかなり難しいです。特に重要なのはコンクリート面の清掃。ここを適当にやると接着力が大幅に落ちます。
- 1. コンクリート面をきれいに清掃し、砂埃や苔を取り除く
- 2. 人工芝を仮置きして位置を決める
- 3. 人工芝の端部をめくり、コンクリート面に接着剤を塗布(くし目ゴテで均等に)
- 4. 人工芝を戻して押し付けて密着させる
- 5. 重石を置いて接着剤が固まるまで24時間程度待つ
高圧洗浄機で洗って乾燥させてから作業するのが理想です。高圧洗浄機がなければ、デッキブラシで水洗いして十分乾燥させればOK。
コンクリートのひび割れや気泡が多い面は、プライマー(下地処理剤)を先に塗っておくと接着力が上がります。特に古いコンクリートは表面が荒れていることが多いので、プライマーを使う価値があります。ホームセンターで500~1,500円程度で買えます。

接着剤の使用量の目安
多すぎても少なすぎてもダメなので、使用量の目安は把握しておいた方がいいです。
- 1平米あたり約300~500g(くし目コテ使用時)
- 塗布は均一に、くし目コテで幅広く伸ばす
- 少なすぎると接着力不足、多すぎると芝の表面に染み出ることがある
ベランダ1畳(約1.6平米)なら500g~800g程度。4kg缶を買うと余りまくるので、小容量のチューブタイプを探した方がコスパは良いです。

注意点
接着剤を使うときに気をつけたいポイントをまとめておきます。特に天候と気温は仕上がりに直結するので、施工日は選んだ方がいいです。
- 雨の日は使わない(硬化不良になる)
- 本番前にテスト施工して問題ないか確認する
- 全面接着ではなく、外周のみ接着する方法もある(将来の脱着がラク)
- 有機溶剤を含む製品もあるため、換気を十分に確保する
- 気温5℃以下や30℃以上の環境では硬化に影響が出る場合がある
正直なところ、雨の日や気温が極端な日に施工して失敗するケースは結構あるみたいです。曇りの日で気温15~25℃くらいがベストコンディションですね。

接着剤を使わない固定方法
「将来的に剥がして交換したい」「コンクリートに跡を残したくない」という場合は、接着剤以外の方法も検討する価値があります。コストも手間も少なく済むので、小面積ならこっちの方が現実的かもしれません。
- 固定用クリップやジョイントテープを外周に使う
- 重石(プランターや鉢植えなど)で四隅を押さえる
- 人工芝用の両面テープで固定する(剥がしやすい)
自分のベランダでは両面テープ+プランターの重石で固定していますが、風速10m程度の風では問題なく持っています。面積が小さければこれで十分なんですよね。

よくある質問
Q:接着剤で固定した人工芝は後から剥がせる?
剥がすこと自体は可能ですが、コンクリート面に接着剤の残りが付きます。剥がし剤を使っても完全にきれいにするのは難しいので、「将来交換するかもしれない」なら全面接着ではなく外周のみの接着か、両面テープでの固定がおすすめです。
Q:接着剤の量の目安は?
ウレタン系接着剤の場合、1平米あたり約300~500g(くし目コテ使用時)が目安です。余った接着剤は開封後の保管が難しいので、使い切れる量を計算してから購入した方がムダがないです。

まとめ
- コンクリート面への固定にはウレタン系接着剤が一番使いやすい(1缶3,000~5,000円)
- 将来の交換を考えるなら、全面接着ではなく外周のみの接着か両面テープがおすすめ
- 施工前のコンクリート清掃が接着力を大きく左右する
- 雨の日・気温5℃以下・30℃以上の日は施工を避ける
- 小面積なら接着剤を使わず、両面テープ+重石でも十分固定できる










