人工芝は一度敷いたら永久に使えるものではありません。適切なメンテナンスをしていれば7〜10年は使えますが、いずれは張り替えが必要になります。「そろそろ張り替えた方がいい?」「どれくらいの費用がかかる?」「一部分だけ補修できる?」そんな疑問にお答えします。この記事では、張り替えの判断基準・費用相場・手順・部分補修の方法を詳しく解説します。

目次

張り替えが必要なサイン
以下のサインが見られたら、張り替えのタイミングが近づいているサインです。複数のサインが重なっている場合は、早めに専門業者に相談することをおすすめします。
- 全体的な色あせが目立つ(UV劣化が進んでいる証拠)
- 芝が寝たままで起き上がらない(素材が劣化してコシがなくなっている)
- 芝が簡単に抜けるようになった(基布から芝が剥がれ始めている)
- 防草シートの下から雑草が大量に生えてきた(防草シートの劣化)
- 裏面が劣化してひび割れし、水はけが悪くなった
- 継ぎ目が目立つようになった・めくれが出てきた
これらのサインが複数見られたら、張り替えを検討しましょう。一般的な使用環境(庭・日当たり普通)では7〜10年が目安ですが、直射日光が強い場所や使用頻度が高い場所では5〜7年程度で劣化が進む場合があります。

張り替えの費用目安
DIYの場合
古い人工芝の撤去は自分で行うため工事費はかかりません。新しい人工芝と防草シートの材料費のみです。人工芝の品質によって幅がありますが、1平米あたり1,000〜3,500円程度が一般的な費用です。20平米の庭であれば、材料費だけで20,000〜70,000円程度になります。ただし、撤去した人工芝の処分費(廃棄費)が別途必要な場合があります。
業者依頼の場合
撤去・処分費を含めた業者依頼の費用は、1平米あたり5,000〜10,000円程度が一般的な相場です。新規施工より高くなるのは、古い人工芝の撤去・処分という追加作業があるためです。20平米の庭であれば、100,000〜200,000円程度の費用になります。
業者によって価格に差があるため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。「撤去処分費込みの合計金額」で比較するようにしましょう。

張り替えの手順
1. 古い人工芝の撤去
まずU字ピンを抜き取り、人工芝を端からロール状に巻いて剥がします。大きなサイズのものはカッターで適当な大きさに切ってから丸めると運びやすくなります。撤去した人工芝は産業廃棄物に該当するため、自治体のルールに従って処分するか、業者に処分を依頼しましょう。
2. 防草シートの確認
古い防草シートを確認し、破れや穴がなければそのまま再利用できます。ただし、防草シートも人工芝と同様に劣化が進んでいることが多く、穴や薄くなっている部分があれば、この機会に新しいものに交換することをおすすめします。
3. 下地の状態確認と補修
下地の状態を確認し、沈下しているところや排水不良がある場合はこの機会に補修しましょう。山砂を追加して転圧するか、場合によっては砕石から下地を作り直すことも検討します。
4. 防草シートの新規敷設(必要な場合)
防草シートを交換する場合は、新しい高品質な不織布タイプを選びましょう。継ぎ目を10〜15cm重ねてU字ピンで固定します。
5. 新しい人工芝の敷設
新しい人工芝を敷いてU字ピンで固定します。芝目の方向を揃えることと、継ぎ目の処理を丁寧に行うことがポイントです。

部分補修の方法
庭の一部分だけ集中的に傷んでいる場合(頻繁に歩く経路・ペットのトイレエリアなど)は、その部分だけを交換する部分補修が有効です。
まず、傷んでいる部分を四角や長方形の形にカッターでカットして取り除きます。次に同じ幅・同じ種類の人工芝を用意してカットし、ジョイントテープで固定します。このとき、新旧の芝目の方向を揃えることが重要です。
注意点として、新しい人工芝と古い人工芝は色が異なる場合があります(新品の方が鮮やかな緑色)。色の違いが気になる場合は、全面張り替えの方がきれいに仕上がります。

まとめ
人工芝の張り替えは7〜10年が目安です。劣化のサインを見逃さず、適切なタイミングで張り替えることで、常にきれいな庭を維持できます。費用は業者依頼で1平米あたり5,000〜10,000円程度が相場です。張り替え工事も含めて対応してくれる専門業者に依頼すれば、撤去・処分から新しい施工まで一貫して任せられ、安心です。






