実家の庭に人工芝を敷いたとき、正直なところ「プロとDIYでそんなに差が出るのか?」と半信半疑でした。でも実際にやってみて分かったのは、仕上がりの差はほぼ「下地処理のていねいさ」と「細部への気配り」で決まるということ。ここでは、自分の経験も踏まえて失敗しないためのコツを10個に絞って紹介します。

目次

施工前のコツ
コツ1:施工前に人工芝を広げて1〜2時間放置する
ロール状で保管されていた人工芝には巻き癖がついています。施工前に広げて1〜2時間放置すると、自重で平らに馴染んでくれるんですよね。夏場は30分程度でOKですが、冬場は芝が硬くなっているので2時間以上は見ておいた方がいいです。
ここを焦ると端が丸まって浮き上がる原因になるので、コーヒーでも飲みながら気長に待つのがコツです。
コツ2:下地の整地に全体の50%の時間をかける
ぶっちゃけ、施工時間の半分を下地に使うくらいでちょうどいいです。「下地が仕上がりのすべてを決める」というのは大げさじゃなくて、うちも父と2人で20平米やったとき、整地だけで丸一日かかりました。
石や根っこを丁寧に取り除いて、凹みは山砂で補修。転圧機(タンパー)か足で踏み固めて、水をまいてもう一回転圧。この繰り返しが地味だけど一番大事な工程です。
コツ3:防草シートの継ぎ目は15cm重ねる
ここはケチると後悔します。10cmだと雑草が侵入するリスクがあって、実際にうちは防草シートのつなぎ目処理が甘くて半年後に雑草が生えました。15cm以上重ねて、U字ピンで30cm間隔で固定するのが鉄則です。

敷設時のコツ
コツ4:芝目の方向をマーカーで印をつける
ロールを広げたら、芝目の方向(芝が倒れている方向)を矢印でマーキングしておくと安心です。複数ロールの方向がバラバラになると、遠目で見たとき色ムラに見えてしまうんですよね。
判断基準としては、家の中から庭を見る方向を基準にして、そちらに向けて芝が倒れるように敷くと最も自然に見えます。
コツ5:カットは余裕を持って大きめに
壁際やカーブ部分は、最初に大きめにカットして仮置き→確認→微調整カットの流れが鉄板です。小さく切りすぎたら戻せないので、慎重にいくのが正解。
あと、カッターの刃は必ず新しいものに替えてから使ってください。切れ味が悪いと基布がほつれて端が汚くなります。カーブは「細かく切り込みを入れて徐々に合わせていく」のがコツ。
コツ6:ロール間の隙間は2〜3mm
ロール同士を並べるときの隙間は2〜3mmが目安。密着しすぎると盛り上がるし、離しすぎると継ぎ目が丸見えになります。2〜3mmなら芝をほぐすことで自然に隠れてくれます。
割り箸をスペーサー代わりに挟みながら敷くと、均一な間隔を保ちやすいです。これは地味に使えるテクニック。
コツ7:ジョイントテープを使う
継ぎ目の下にジョイントテープを敷くと、ロール同士のずれを防止できてきれいに仕上がります。テープの幅の中心に継ぎ目がくるように位置合わせするのがポイント。接着剤タイプを使う場合は、両側の芝を押さえながらしっかり圧着してください。

固定時のコツ
コツ8:ピンは芝をかき分けてから打つ
芝の葉を巻き込んだままピンを打つと、ピンの周りだけ芝が倒れて不自然に目立ちます。打つ前に芝の葉を指でかき分けて、基布が見えた状態でピンを差し込む。打ち込んだ後は周囲の芝を元に戻してあげればピン跡は気になりません。
コツ9:外周から固定する
中央から固定するとシワや余りが端に寄ってきて処理がやっかいになります。外周を先に固定して、中央に向かって進めるのが基本。コーナー部分はしっかりピンを打っておくと安心です。
ピンの間隔は外周15〜20cm、内部30〜50cmが目安。外周は密に打つのがコスパと仕上がりのバランスが良いです。
コツ10:最後にブラッシングで仕上げる
施工後にデッキブラシや固めのほうきで芝を逆方向(手前から奥向き)にブラッシングすると、倒れていた芝が立ち上がってふっくらした仕上がりになります。正直なところ、この一手間で見た目がかなり変わるので省略はもったいないです。
定期的なメンテナンスとしても効果的なので、月1回くらいはブラッシングしてあげるといい状態をキープできます。

失敗しやすいポイントと対策
転圧が不十分だと雨後に地面が沈んで、人工芝がデコボコになります。転圧は最低2回(乾燥時と水まき後)やっておくと安心。
防草シートは重なり部分を考慮して、面積より10〜20%多めに買っておくのが無難。後から追加購入すると継ぎ目が増えて雑草リスクも上がります。

まとめ
- 下地処理に全体の半分の時間をかけるくらいでちょうどいい
- 芝目の方向は必ず揃える(家から見る方向に向けて倒す)
- 防草シートの継ぎ目は15cm以上重ねないと雑草が出る
- ロール間の隙間は2〜3mm、割り箸スペーサーが便利
- 仕上げのブラッシングで見た目が大きく変わる
この10個を意識するだけで、DIYでもプロに近い仕上がりは十分に狙えます。うちの場合、材料費は約5万円で済んだので、業者見積もりの35万円と比べるとコスパは圧倒的。ただ、不安がある方は無料見積もりだけでも取ってみると判断材料になりますよ。















