「家事はやってる」と言う家族と、「全然足りてない」と感じる自分——このズレの正体が名もなき家事です。料理・洗濯・掃除のような名前のある家事の間に、無数の細かいタスクが隠れています。この記事では、名もなき家事の代表例を場面別に一覧化しました。見える化は、分担の話し合いを感情論から作業リストの話に変える第一歩です。
名もなき家事の一覧|場面別50例
料理まわり(ここが最多)
①献立を考える ②冷蔵庫の在庫を把握する ③足りない食材を買い足す ④賞味期限を管理する ⑤米を研いで炊飯予約 ⑥調味料の補充・詰め替え ⑦水筒・弁当箱を洗う ⑧排水口のゴミを取る ⑨ふきん・スポンジの交換 ⑩残り物の管理と処分 ⑪食器を棚に戻す ⑫子どもの食べこぼしを拭く
洗濯・衣類まわり
⑬裏返しの服を戻す ⑭ポケットの中身を確認 ⑮洗濯ネットに仕分ける ⑯天気を見て干す場所を判断 ⑰乾いた服をたたんで各自の場所へ ⑱シーズンごとの衣替え ⑲サイズアウトした子ども服の整理 ⑳ハンカチ・靴下の在庫補充——洗濯は「回す」以外の工程が大半です。
生活・消耗品まわり
㉑トイレットペーパーの補充 ㉒シャンプー・洗剤の詰め替え ㉓ゴミの分別と収集日の管理 ㉔ゴミ袋をセットし直す ㉕電球・電池の交換 ㉖郵便物の仕分けと書類の提出 ㉗学校のプリント確認と記入 ㉘保育園・学校の持ち物準備 ㉙病院の予約と受診管理 ㉚常備薬・マスクの在庫管理——「気づいた人がやる」構造になりやすいゾーンです。
人間関係・段取りまわり
㉛帰省・行事の日程調整 ㉜お祝い・香典などの手配 ㉝子どもの習い事の送迎調整 ㉞家族の予定の記憶とリマインド ㉟来客前の片付けの采配——「考える・調整する」タイプの見えない負担です。
住まい・季節・その他の管理まわり
㊱加湿器・空気清浄機の水替えとフィルター掃除 ㊲観葉植物・庭の水やり ㊳古紙・段ボールをまとめて縛る ㊴上履きや靴を洗って乾かす ㊵布団を干してシーツを交換する ㊶保険・契約の更新書類の管理 ㊷家電の設定・アップデート対応 ㊸写真データの整理と家族への共有 ㊹子どもの爪切り・散髪の予約 ㊺車のガソリン・洗車・点検の予約 ㊻防災用品・備蓄の点検と入れ替え ㊼季節家電の出し入れ ㊽換気扇・エアコンのフィルター掃除 ㊾ポイントカード・クーポンの管理 ㊿家計の記帳と引き落とし残高の確認——「暮らしの維持管理」も立派な家事です。
なぜ料理まわりに集中するのか
毎日発生×工程が多い×失敗が見えやすい
一覧を見ると分かるとおり、名もなき家事の密度が最も高いのは料理まわりです。毎日必ず発生し、献立→在庫→買い物→調理→片付け→管理と工程が長く、しかも「夕飯がない」という形で失敗が即座に可視化される——この三重苦が、家事負担感の中心が食事にある理由です。

献立決めごと手放せる仕組みも登場している。画像の出典:ツクリオ公式サイト「プラン・使い方」(2026年8月13日時点)
見える化の使い方|責めるためでなく、減らすために
手順は「一覧を見せる→担当を決める→仕組みで消す」
この一覧の使い方は3段階です。①家族と一緒に「うちではどれが発生しているか」をチェックする、②「気づいた人がやる」をやめて担当か当番を決める、③そもそも発生自体を仕組みで消せないか考える。詰め替え不要の商品に変える・定期便で在庫管理をなくす・食事の宅配で料理まわりを丸ごと減らす——③まで進むと、分担の議論すら不要になります。
①一覧でチェック(どれが・誰に発生しているか)
②担当を決める(「気づいた人がやる」を廃止)
③仕組みで消す(定期便・外注・やめる判断)


よくある質問
名もなき家事はいくつくらいあるものですか?
数え方や定義によって、数十〜100項目以上とされることもあります。大事なのは正確な数ではなく、自分の家庭でどれが発生していて誰が担っているかを見える化することです。
一覧を見せたら家族が不機嫌になりませんか?
「責めるため」ではなく「仕組みで減らす相談のため」と目的を先に伝えるのがコツです。犯人探しではなく、リストを一緒に減らすゲームとして扱ってください。
一番効果的に減らせるのはどれですか?
毎日発生する料理まわりです。献立・買い物・調理をまとめて外注できる食事宅配を使うと、一覧の①〜⑫の多くが同時に消えます。詳しくは関連記事を参照してください。
まとめ:見える化は目的ではなく「減らす」ための入口
名もなき家事の一覧は、分担の話し合いを可能にする共通言語であり、最終目的は「仕組みで消す」ことです。最多ゾーンの料理まわりを仕組みで減らす具体策はツクリオの総合レビューにまとめています。








