スーツケースレンタルで起きるトラブルは、ほとんどが日付と期限にまつわるものだ。商品の質より、いつ届いていつ返すかの認識違いで損をする。結論から書くと、受け取り日・不具合の申告期限・返却の集荷時間の3つを押さえれば大半は防げる。実際に各社が注意喚起している内容から整理した。
起きやすいトラブル一覧
| トラブル | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 旅行に間に合わない | 受け取り日を出発当日にした | 2〜3日前に受け取る |
| 不具合を交換してもらえない | 申告期限を過ぎた | 到着日に開梱して点検 |
| 延滞料金がついた | 夕方の集荷枠を選んだ | 午前中に集荷を依頼 |
| 返却送料を請求された | 指定外の配送業者を使った | 同梱の着払い伝票を使う |
| キャンセル料が発生した | 無料期限を過ぎた | 3〜5日前が境目 |
| 空港で取り違えられた | 同色・同型が並んだ | ネームタグやベルトで目印 |
| 内部の汚れを請求された | 液体や割れ物を直接入れた | 袋に分けて入れる |
受け取り日を出発当日にしない
各社が2〜3日前の受け取りをすすめるのは、交換の余地を残すためだ。マイレンタルは仕組みとして3日前に届ける設計で、「当社では、万一商品や配送中のトラブルがあった場合に、予備交換ができるように手配しております。」としている。ククレンタルも、配送時のトラブルで使用不能になる場合に備えて配送予備日を設ける考え方を説明している。
受け取りを遅らせると、この余地が消える。マイレンタルは、お届け日を早めたい場合は利用開始日が早く設定されることになり追加料金が発生するとしており、逆に遅らせるとリスクを引き受ける形になる。
申告期限は24時間から3日
届いた商品に問題があったときの連絡期限は社ごとに違う。アールワイレンタルは「商品到着後24時間以内にご連絡をいただけなかった場合は、返品・交換は出来ませんので予めご了承下さい。」としている。マイレンタルは「万が一、届いた商品に機能的な問題がございましたら、お届け日の翌日12時までに、お電話若しくはお問い合わせフォームより、サポートセンターまでご連絡ください。」としている。エース直営レンタルは到着後3日以内だ。
到着日に開梱して、キャスター・ハンドル・鍵・開閉の4点を試す。ここを飛ばすと、どの社でも申告期限を過ぎてしまう。ククレンタルも約款で、到着した商品に破損や相違がある場合は24時間以内に一切の利用を行わず通知するよう定めている。
返却で損をしないために
返却は発送した日で判定されるが、集荷の時間帯で日付が変わる。アールワイレンタルはヤマト運輸の17時から18時30分の枠、ゆうパックの15時以降の枠について、発送が翌日となり延滞料金が発生すると注意を促している。コンビニ返却も同様で、同社は「その日発送扱いの最終集荷時間を過ぎますと、発送が翌日となり、延滞料金が発生します。」としている。
配送業者を変えるのも避けたい。アールワイレンタルは「同封の着払い伝票の配送業者以外での返却は、送料をお客様負担とさせて頂きますので予めご了承下さい。」としている。マイレンタルとククレンタルもヤマト運輸を指定業者としており、他社を使うと別途料金がかかる。
目印の付け方に注意
空港では同じ色のスーツケースが並ぶため、目印は必要だ。ただし本体に直接シールを貼るのは避けたい。ククレンタルは故意・重過失による破損の例として、シンナー等でシールを取ろうとして塗装が取れた場合を挙げている。ネームタグやスーツケースベルトを使うほうが安全で、アールワイレンタルは旅行用品としてネームタグとベルトを扱っている。
逆に、航空会社が貼ったシールはそのままでよい。エース直営レンタルは返却時の案内で、スーツケースの汚れや航空会社のシールはそのまま返却するよう明記している。
よくある質問
予約したのに確認メールが来ないのはなぜですか?
予約が成立していない可能性がある。マイレンタルは仮予約メールのあと24時間以内に本予約の返信があるとし、連絡がない場合は予約が成立していないとしている。エース直営レンタルも同社からのメール送信をもって予約成立としている。
受け取り場所と返却場所を変えられますか?
できる社が多いが条件がある。アールワイレンタルは返却用着払い伝票と梱包材を返却地まで持参するよう案内している。エース直営レンタルは、別途送料が発生する地域での返却は遠慮してほしいとしている。
旅行が中止になったらいつまでに連絡すればいいですか?
無料期限が社ごとに違う。アールワイレンタルは5日前まで、ククレンタルはお届け日の3日前まで、エース直営レンタルは商品の発送日前日までが無料の境目だ。
まとめ
スーツケースレンタルのトラブルは、商品の質ではなく日付の管理で起きる。2〜3日前に受け取り、その日のうちに点検し、返却は午前中の集荷にする。この3つで大半は避けられる。











