旅行当日に空港でスーツケースを受け取れれば、自宅から運ぶ手間がなくなります。ただ実際に調べてみると、空港カウンターで貸し出す形は現在ほとんど機能していませんでした。現実的な選択肢は、自宅で2〜3日前に受け取る/都内の店頭で当日受け取る(渋谷は24時間対応)/レンタル会社の店舗で受け取る/宅配業者の営業所で受け取るの4つです。
受け取り方法の選択肢
| 方法 | 現状 | 注意点 |
|---|---|---|
| 空港カウンターで受け取り | JALエービーシーが一時休止中 | 再開時期は未告知 |
| 自宅で受け取り | 各社の標準 | 出発の2〜3日前が推奨 |
| 都内の店頭で当日受け取り | セルフレンタルスーツケース 渋谷・神田秋葉原・八王子 |
渋谷は24時間・他2店は7〜23時 Web予約が必要 |
| 店頭・オフィス受け取り | アールワイレンタル(岐阜・東京)/スーツケースレンタル屋さん(秋葉原) | アールワイの当日受け取りは平日9時までの注文 |
| 営業所留め | マイレンタル(カード決済時) | 代引は不可 |
空港カウンターでの貸し出しは休止中
空港を拠点にスーツケースレンタルを提供していたのはJALエービーシーです。同社は成田・羽田・関西・中部の各空港にカウンターを持ち、宅配やWi-Fiレンタルを扱っています。ただしスーツケースレンタルについては、2025年9月26日付で在庫入れ替えに伴うサービスの一時休止を告知していて、申し込みページには「現在、在庫入れ替えの為、お申し込みを一時休止しております。」と表示されています。
もともと同社のレンタルも、空港での即時貸し出しではなく宅配が基本でした。「ご利用開始日の2日前がお届け日になりますので、お届け希望日に合わせてレンタル期間を設定ください。」とされていて、申込も「ご利用開始日の7日以前であれば、いつでもご予約可能です。ご利用開始日の7日前が申し込みの最終期限となりますのでご注意ください。」という条件でした。
現時点で空港カウンターの即時貸し出しは確認できませんでした。旅行当日に空港で調達するつもりでいると、手ぶらで搭乗することになります。受け取りは出発前に済ませておきたいところです。
ただし都内なら、空港ではなく市内の店頭で当日受け取る手はあります(後述)。空港到着前に立ち寄れる日程なら、これが最も早い調達方法です。
都内なら市内の店頭で当日受け取れる
空港での受け取りは選べませんが、東京都内に限れば当日その場で借りる手段があります。セルフレンタルスーツケースは渋谷・神田秋葉原・八王子の3店を持ち、Webで予約して当日店舗で受け取る形です。渋谷店は24時間受け取り可能、神田・秋葉原店と八王子店は7時から23時まで。早朝の便でも前夜に受け取れます。
料金は大人用のレジェンドウォーカーが37〜43L(2〜4泊)・59〜68L(4〜6泊)・86〜98L(6〜9泊)のいずれも5,000円からで、サイズが変わっても同額です。8〜10泊向けのサムソナイト100Lだけが7,000円から。キッズ用は32Lが2,000円からと別建てになっています。スーツケースレンタル屋さんも秋葉原の事務所で受け取れて、その場合はレンタル料金から1,500円引きになります。
空港へ向かう途中に立ち寄れる日程なら、宅配を待つよりこちらが早いです。逆に地方から空港へ直行する場合は、次に書く自宅受け取りが前提になります。
自宅受け取りが標準になる理由
各社が自宅受け取りを前提にしているのは、不具合があったときに交換する時間を確保するためです。マイレンタルは「配送トラブル等を含めた予備交換の日数を考慮し、お客様の設定されたご利用開始日の3日前にお届けさせて頂くように設定しております。」としています。空港で当日受け取ると、この余地がゼロになってしまいます。
ただし、その準備期間が無料かどうかは社によって違います。ククレンタルはお届け日から利用開始日までの最大3日間(遠隔地は4日間)をレンタル料に含めない無料期間としていて、マイレンタルも準備期間として計5日間を無料にしています。一方でアールワイレンタルは「レンタル開始日とは 商品がお手元に到着する日」と定義していて、早く受け取ればその日から料金が発生します。キャンセル無料の期限も到着日から数えるので、同じ「2〜3日前に受け取る」でも意味が変わります。
宅配業者の営業所で受け取る
自宅で受け取れない場合、宅配業者の営業所を届け先にできる社もあります。マイレンタルは営業所留めについて「GMOペイメント決済(クレジットカード決済)をご利用の場合のみ、承ります。(※代引ではご利用いただけません)」としていて、注文時に届け先の住所欄へ営業所名と宅急便センターコード、住所を書く形です。代金引換を選ぶと使えないので、決済方法を先に決めておいてください。
空港に近い営業所を指定すれば、出発当日に受け取って空港へ向かうこともできます。ただしエース直営レンタルのように、運送会社留め自体を後払い決済の対象外にしている社もあるので、決済と受け取り場所はセットで考える必要があります。
荷物を空港へ送るという別の手
スーツケース自体を空港で受け取れなくても、荷造りしたスーツケースを空港へ送る方法はあります。この場合、利用開始日をいつに設定するかに注意が要ります。マイレンタルは「空港までスーツケースを宅配便で送られる場合、利用開始日は、「空港への発送(集荷)日」 以前にしてください。」としています。空港に荷物を送り出す日には、もう手元にスーツケースがある状態にしておく必要があるということです。
自分で空港まで持っていく場合も同じで、同社は前泊するケースについて「利用開始日は、「ご自宅ご出発日」 以前にしてください。」としています。ここを間違えると、旅行の初日が期間外になってしまいます。
受け取り場所と返却場所を変える
行きと帰りで場所を変えることは、多くの社で可能です。アールワイレンタルは、届け先と異なる場所から返却する場合について、返却用着払い伝票を返却地まで持参するよう案内しています。梱包材がダンボールだった場合は、類似のダンボールか厚手のビニール袋を二重にして返却するよう求めています。裸のまま発送すると、輸送中の破損の原因になるからです。
よくある質問
成田や羽田でスーツケースを借りられますか?
空港カウンターでの即時貸し出しは確認できませんでした。JALエービーシーは各空港にカウンターを持っていますが、スーツケースレンタルは一時休止中で、もともと宅配が基本でした。ただし都内に立ち寄れるなら、セルフレンタルスーツケースの店頭で当日受け取れます(渋谷店は24時間対応)。
ホテルで受け取ることはできますか?
配送先としてホテルを指定できるかは社ごとに異なります。エース直営レンタルは後払い決済について「商品のお届け先が『運送会社留め』『郵便局留め』、また『学校』『病院』『ホテル』など一時滞在となる場合は、『GMO後払い』をご利用いただけません。」としています。ホテルだけでなく運送会社留め・郵便局留めも対象です。ただし勤務先は例外で、同社は「お届け先が勤務先の場合はご利用いただけますのでご住所の後に『勤務先』とご入力ください。」としています。出張前に会社で受け取るなら、この書き方を覚えておいてください。
空港で返却することはできますか?
できますが、事前申告が要ります。マイレンタルは「空港内のヤマト運輸窓口に持ち込まれるご予定の場合は、必ずその旨ご申告ください。」とし、理由を「通常ご用意の伝票がご利用いただけない場合がございます」と説明しています。往路に同梱されていた伝票が空港の窓口で弾かれることがある、ということです。ヤマト運輸のカウンターは成田・羽田・セントレアの各ターミナルにあるので、場所そのものには困りません。申告だけ先に済ませておいてください。
まとめ
スーツケースの空港受け取りは、現状ほぼ選べません。自宅で出発の2〜3日前に受け取るのが標準で、都内に立ち寄れるなら市内の店頭で当日受け取る手もあります。空港宅配を使う場合はレンタル期間の起算日が変わるので、そこだけ気をつけてください。











