大人のベッドの横につけて使う添い寝タイプは、通常のベビーベッドとは別の製品区分になっている。結論から書くと、ベッドサイドスリーパーには専用のSG基準があり、乳幼児用ベッドまたは低月齢乳児用ベッドの基準に適合していることが前提とされている。レンタルでも扱いはあるが、安全基準の見方が変わるので確認していく。
添い寝タイプの種類
| タイプ | 使い方 | SG基準の区分 |
|---|---|---|
| ベッドサイドスリーパー | 大人のベッドに横付け | ベッドサイドスリーパー |
| ロータイプのベビーベッド | 床に近い高さで並べる | 乳幼児用ベッド |
| ベッドインベッド | 大人の布団の上に置く | 製品による |
| バシネット | 低月齢向けの小型ベッド | 低月齢乳児用ベッド |
ベッドサイドスリーパーには専用の基準がある
製品安全協会はベッドサイドスリーパーを独立した品目として登録している。規定内容は「規定項目:子どもが大人のベッドに転がりこまない設計、隙間に窒息などの危険が生じないことなど。」とされている。
さらに前提条件として、「※ベッドサイドスリーパーは、乳幼児用ベッド、または、低月齢乳児用ベッド(バシネット)のSG基準に適合していることが基本的要求です。」と書かれている。添い寝用というだけで基準が緩くなるわけではなく、ベッドとしての基準を満たしたうえで、横付け特有の要件が加わる構造だ。
低月齢乳児用ベッド(バシネット)のほうは「規定項目:リクライニング角度の制限、側壁の高さ、マットレスが沈み込みすぎないことなど。」とされている。
隙間が最大のリスクになる
添い寝タイプで最も気をつけるべきは、大人のベッドとの隙間だ。消費者庁は「ベッドと壁や物との間に頭が挟まれるなどして窒息するケースもあり、場合によっては命を落とす危険性があります。」としている。
同庁が公表した事例には、ベッド用落下防止柵とベッドの隙間に乳児が挟まった死亡事故があり、当該製品のネット部とベッドの間には約5cmの隙間が空いていたと記録されている。数センチの隙間でも危険になりうるということだ。
消費者庁は0歳児の窒息事故について「添い寝をしたまま寝込んでしまい、保護者の身体の一部で子供を圧迫してしまわないように注意しましょう。」としている。添い寝ベッドは大人と別の面で寝かせる道具であり、同じ面で寝ることを推奨するものではない。
レンタルでの取り扱いと料金
ベビレンタのベビーベッド一覧には、ファルスカのベッドサイドベッド 03が10,263円から、ベッドインベッドのカテゴリにはネオママイズムのベッドインベッドが6,238円から、ファルスカのべッドインベッド フレックスが3,000円から掲載されている。
ナイスベビーは標準サイズのロータイプとして、ヤマサキのビーサイドツーオープンやウィズといった添い寝対応のベビーベッドを扱っている。大人のベッドの高さに合わせて床板を調整する形になる。
選ぶときに確認したいこと
添い寝タイプは、大人のベッドの高さと構造に合うかどうかで使えるかが決まる。マットレス一体型のベッドや、フレームの形状によっては密着させられないことがある。
また、使用期間は通常のベビーベッドより短いことが多い。寝返りが始まると、大人のベッド側へ転がる動きが出るためだ。カタログの対象月齢を確認したうえで、その期間に見合う契約にしたい。
ベッドインベッドとの違い
混同されやすいのがベッドインベッドだ。こちらは大人の布団やベッドの上に置いて使うクッション状の製品で、大人と同じ面に赤ちゃんを寝かせることになる。ベッドサイドスリーパーが「別の面を横付けする」道具なのに対して、ベッドインベッドは「同じ面に区画を作る」道具という違いがある。
ベビレンタではベッドインベッドを独立したカテゴリとして扱っており、ファルスカのコンパクトベッドフィット Lが3,300円から、コンパクトベッドライトが3,091円から掲載されている。価格は添い寝ベッドより安いが、用途と安全上の位置づけは別物だと考えたい。
よくある質問
添い寝ベッドはレンタルできますか?
できる。ベビレンタはファルスカのベッドサイドベッド 03やベッドインベッド各種を扱っており、ナイスベビーもロータイプの添い寝対応ベビーベッドを掲載している。
大人のベッドに直接寝かせてはいけませんか?
消費者庁は0〜1歳児について、大人用ベッドではなくできるだけベビーベッドに寝かせるよう呼びかけている。添い寝タイプは、同じ部屋で別の面に寝かせるための道具だと考えたい。
SGマークはどう見ればよいですか?
製品安全協会はベッドサイドスリーパーを独立した品目として登録しており、乳幼児用ベッドまたは低月齢乳児用ベッドの基準に適合していることを前提としている。商品仕様欄にSG合格品の記載があるかを確認するとよい。
まとめ
添い寝ベッドはレンタルでも扱われているが、通常のベビーベッドとは別のSG基準が設けられている。最大のリスクは大人のベッドとの隙間で、数センチでも危険になりうる。大人のベッドの高さと構造に合うかを確認したうえで、対象月齢に見合う期間で借りたい。











