不用品回収を神戸で|坂と路地で決まる大型ごみの出し方と時間

不用品回収を神戸で|坂と路地で決まる大型ごみの出し方と時間

神戸で大型ごみを出そうとして、いちばん引っかかるのは時間と場所だ。神戸市の大型ごみは収集日当日の朝5時から8時までに出すのがルールで、しかも狭い路地では家の前まで来てもらえるとは限らない。坂の上、階段の途中、車が入れない路地。神戸の住宅事情はここに直結する。結論から書くと、神戸では「45リットルの指定袋に入るか」「朝8時までに指定場所へ出せるか」の2点を先に確認し、どちらかが無理なら業者や持ち込みを検討する、という順番になる。

項目神戸市の大型ごみ
対象45リットルの指定袋に入らないもの/袋に入っても単品で5kgを超えるもの
対象外単品で70kgを超えるもの、体積2.5立方メートルを超えるもの
点数1回に出せるのは5点まで
排出時間収集日当日の朝5時〜8時

※出典は神戸市・大型ごみ(2026年7月時点で確認)。

まず「45リットルの指定袋に入るか」を試す

神戸市の大型ごみの線引きは、寸法ではなく袋と重さで決まる。市は、大型家具や自転車など45リットルの指定袋に入らない大きさのもの、および45リットルの指定袋に入っても単品で5kgを超える重さのものを大型ごみとしている。逆に、指定袋に入る大きさで単品5kg以下なら、指定袋に入れて区分ごとの収集日に出せる。

上限もある。市は大型ごみとして出せないものとして、単品で重量70kgを超えるもの、または体積2.5立方メートルを超えるものを挙げている(手数料規則に規定された品目で市が認める場合を除く)。大型のシステム家具や業務用の什器は、この上限で弾かれることがある。

申込みはインターネット・電話・FAXのいずれか。インターネットは24時間受け付けており、支払いはキャッシュレス決済か大型ごみシール券を選べる。電話の大型ごみ受付センターは月曜から金曜(祝日含む、12月29日から1月3日は休業)の9時から16時まで。1回に出せるのは5点までなので、部屋一室分をまとめて処分するには回数を重ねることになる。

朝5時から8時。そして狭い路地の扱い

神戸で見落としやすいのが排出時間だ。市は「必ず収集日当日の朝5時〜8時までに排出してください。」としている。前日の夜に出すのは不可で、市は近隣の迷惑になったり他のごみ種の収集の支障になると説明している。仕事の都合で朝8時までに出せない人は、この時点で別の方法を考える必要がある。

場所についても条件が厳しい。市は「門や敷地内、家の中からの収集はできません。」と明記している。加えて、神戸の地形を反映した記述がある。市は「狭い路地など収集車が入れない場合は、広い道路沿いまたはクリーンステーションまで出していただく場合があります。」としている。

山手の坂道沿いや、階段でしか上がれない住宅地では、この「広い道路沿いまで」が実際にはかなりの距離になる。タンスやソファを、朝8時までに、坂を下って運ぶ。ここが現実的でないなら、市の収集では解決しない。

持ち込みは布施畑環境センター。1日5点まで

自分で持ち込む方法もある。神戸市の家庭系大型ごみの持ち込み先は布施畑環境センターで、事前予約が必要だ。予約は1日の持ち込み量が5点以下であることが条件で、燃えないごみと同時に持ち込む場合も合わせて1日5点までとしてカウントされる。小型の金属類や陶器類も1品目1点と数える。

6点以上はどうするか。市は、6点以上の持ち込みは引越しや遺品整理など一度に大量に持ち込まざるを得ない場合に限るとし、事前に来庁日時を予約したうえで環境局業務課(神戸市中央区磯上通7-1-5 三宮プラザEAST2階)で職員が窓口で内容を確認する、という手順を案内している。出典は神戸市・布施畑環境センターへのごみの持込み。窓口に一度出向く必要があるので、引っ越し直前に思い立っても間に合わないことがある。

神戸市には「片付け支援サービス事業者を探す」窓口がある

神戸市の大型ごみのページからは、市の住まいの相談窓口である「すまいるネット」(神戸市すまいの安心支援センター)の片付け支援サービス事業者を探すというページにリンクが張られている。家財の片付けを頼みたいときの入口として、市が案内しているルートだ。個別の業者をいきなり検索するより、まずここを見ておくと当たりがつけやすい。

⚠️ 有料で家庭ごみを運ぶには市の許可がいる
家庭から出た廃棄物を料金をもらって収集運搬するには、その市区町村の一般廃棄物収集運搬業の許可が必要になる。神戸市の大型ごみのページは、参考リンクとして環境省の「廃棄物の処分に『無許可』の回収業者は利用しないでください」を案内している。大型ごみが収集されていないなどの問い合わせ先は神戸市生活環境事業協同組合(電話078-686-7351、月〜金の8時から16時)。許可の有無を確かめたいときも、まずここか市の問い合わせセンターに相談するのが確実だ。契約トラブルの相談先は消費者ホットライン「188」。

業者に頼む場合の費用感

1回5点までの制限、朝8時までの排出、坂を下っての運び出し。この3つが重なると、市の収集だけで片付けきるのは現実的でなくなる。軽トラック1台の積み放題について、一括見積もりのエコノバは「この軽トラック積み放題サービスの料金相場は、概ね1.5万円から1.8万円程度となっています。」と説明している。

神戸で見積もりを取るときは、道幅と高低差を先に伝えるのが要点だ。トラックを停められる位置から玄関までの距離、階段の段数、坂の勾配。ここを伝えずに概算だけもらうと、当日に条件が違うという話になりやすい。

許可制度の仕組みと、業者を比べるときの見方は別記事にまとめている。

よくある質問

神戸市の大型ごみは前の日の夜に出しておけますか?

できない。神戸市は、必ず収集日当日の朝5時から8時までに排出するよう案内しており、収集日より前に出すと近隣の迷惑になったり他のごみ種の収集の支障になるとしている。収集の際の立ち会いは不要だが、時間内に出せない事情があるなら、持ち込みや別の手段を検討することになる。

坂の上や狭い路地の家でも玄関前まで取りに来てもらえますか?

来てもらえない場合がある。神戸市は、狭い路地など収集車が入れない場合は広い道路沿いまたはクリーンステーションまで出してもらうことがあるとしている。あわせて、門や敷地内、家の中からの収集はできないとも明記している。集合住宅のゲートに鍵がかかっている場合は、収集車が入れるよう事前に開錠しておく必要がある。

引っ越しで大型ごみが10点以上出ます。まとめて処分できますか?

市の収集は1回に5点までなので、そのままでは一度に出せない。持ち込みも1日5点以下が原則で、燃えないごみと同時に持ち込む場合も合わせて5点までとされている。ただし神戸市は、6点以上の持ち込みは引越しや遺品整理など一度に大量に持ち込まざるを得ない場合に限り、事前に来庁日時を予約して環境局業務課の窓口で内容の確認を受ければ可能としている。窓口での手続きが必要になるため、日程には余裕を見ておきたい。

坂と路地の話が市の案内文にそのまま書いてあるのが神戸だった。制度の側が地形を織り込んでいる。

まとめ

神戸市の大型ごみは45リットルの指定袋に入るかどうかと重さで判定し、1回5点まで、収集日当日の朝5時から8時までに指定場所へ出す。狭い路地なら広い道路沿いやクリーンステーションまで運ぶことになり、門や敷地内からは収集されない。

点数が多いなら布施畑環境センターへの持ち込みもあるが、こちらも1日5点が原則で、6点以上は環境局業務課の窓口で事前確認が要る。運び出しごと頼みたいときは、市がリンクしているすまいるネットの片付け支援サービス事業者のページから当たるのが、神戸では素直な入口になる。

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