不用品回収を京都で|路地と町家で詰まる搬出と大型ごみ料金

不用品回収を京都で|路地と町家で詰まる搬出と大型ごみ料金

京都市内で大きな家具を処分しようとすると、値段より先に「どこまで運べば収集してもらえるのか」が問題になる。車が入らない路地、町家の狭い間口、間口から通りまでの距離。ここが片付かないと話が進まない。結論から書くと、京都市の大型ごみは申込みの時点で「収集車が進入可能かを地図で確認して排出場所を指定する」運用になっている。つまり、自宅前まで来てもらえるとは限らないことが制度に組み込まれている。手数料と合わせて、この点を先に把握しておきたい。

項目京都市の大型ごみ
手数料400円〜2,400円(手数料券は400円券の1種類)
電話受付0120-100-530/月〜日 8時30分〜16時30分(祝日含む・年末年始休み)
インターネット受付24時間・年末年始も可(令和5年10月1日から導入)
出す時間収集日当日の朝8時まで。収集は8時30分〜16時

※出典は京都市・大型ごみ(2026年7月時点で確認)。

排出場所は「収集車が入れるか」で決まる

京都市の大型ごみは電話かインターネットで申し込む。電話の場合、住所・氏名・電話番号・品目・数量・サイズ・重さを伝えると、収集日・手数料・受付番号・収集場所が案内される。この収集場所について、市は「収集車が進入可能かを地図で確認して排出場所を指定します」と説明している。

京都の市街地には、車が入れない路地の奥に建つ家が珍しくない。その場合、指定されるのは通りに面した場所になる。タンスや冷蔵庫を、そこまで自分で運べるかどうかが最初の関門だ。

さらに注意書きがある。市は収集できない場合として、申告外のものやシール枚数が不足している場合と並べて、敷地内に出されている場合を挙げている。玄関の内側や門の内側に置いたままでは持っていってもらえない。町家の場合、格子戸の内側は敷地内にあたるので、通りに出す必要がある。

インターネット申込みでは、前回申込時の収集場所が自動表示される。ただし市は、初めて申し込む方(平成24年10月以降に申込みのない方)や、電話番号や住所が変わった方、自動表示された場所に出すと近隣に迷惑がかかる場合は、仮申込みのあとに大型ごみ受付センターへ電話して排出場所の確認が必要としている。路地の奥に住んでいるなら、この電話は避けて通れない。

手数料は400円〜2,400円。券は400円券の1種類

金額について、市は「品目や大きさなどにより異なります。(400円〜2,400円)」としている。手数料券は400円券の1種類だけで、1,200円なら3枚という買い方になる。購入場所は近くのコンビニエンスストアや区役所等の手数料券売場だ。

京都で覚えておきたいのが、ボロ類・ガラクタ類という区分だ。毛布・服・枕・シーツ・綿・ぬいぐるみ・マット・座布団・コタツ布団などのボロ類は、「中身が見える45リットルのポリ袋に入れてお出しください。」という条件で400円。アイロン・コーヒーメーカー・ドライヤー・おもちゃ・カセットコンロ・台所用品などのガラクタ類も、45リットルのポリ袋または50センチメートル四方の箱(ふたはしない)に入れて400円だ。いずれも袋が縛れない状態のものは400円では収集できない。

細かいものが大量に出る片付けでは、この400円区分にどれだけ寄せられるかで総額が変わる。ただしボロ類・ガラクタ類はインターネット受付では申し込めず、電話での申込みになる。

まち美化事務所は6か所。区で担当が分かれる

収集そのものについての問い合わせ先は、住んでいる地域のまち美化事務所になる。京都市は6か所を区ごとに割り当てている。

お住まいの地域事務所電話
北区・上京区・左京区東部まち美化事務所075-722-4345
山科区・伏見区醍醐地域山科まち美化事務所075-573-2457
東山区・下京区・南区南部まち美化事務所075-681-0456
中京区・右京区西部まち美化事務所075-882-5787
西京区西京まち美化事務所075-391-5983
伏見区(醍醐地域を除く)伏見まち美化事務所075-601-7161

出典は京都市・ごみの収集に関するお問い合わせ先一覧。大型ごみの申込みは受付センター(0120-100-530)、収集に関することは生活環境美化センター(075-691-9376)と窓口が分かれている点にも注意したい。

業者に頼むと解決する部分、しない部分

路地の奥から通りまで運べない、点数が多い、収集日を待てない。この3つのどれかに当てはまるなら、業者に頼む価値がある。軽トラック1台の積み放題について、一括見積もりのエコノバは「この軽トラック積み放題サービスの料金相場は、概ね1.5万円から1.8万円程度となっています。」と説明している。

ただし、業者に頼んでも道幅の問題そのものは消えない。軽トラックでも入れない路地なら、結局は手運びの区間が発生する。見積もりの電話では、家の前の道幅と、いちばん近い駐車可能な場所からの距離を先に伝えておきたい。ここを曖昧にしたまま当日を迎えると、追加料金の話になりやすい。

⚠️ 有料で家庭ごみを運ぶには市の許可がいる
家庭から出た廃棄物を料金をもらって収集運搬するには、その市区町村の一般廃棄物収集運搬業の許可が必要になる。京都市で依頼先の許可の有無を確かめたいときは、上の表の担当まち美化事務所か、大型ごみ収集に関する窓口である生活環境美化センター(075-691-9376)に問い合わせるのが確実だ。契約トラブルの相談先は消費者ホットライン「188」。

許可制度の仕組みと、業者を比べるときのチェック順序は別記事で扱っている。

よくある質問

車が入らない路地に住んでいますが、大型ごみは家の前に出せますか?

出せるとは限らない。京都市は、大型ごみの収集場所について収集車が進入可能かを地図で確認して排出場所を指定すると説明している。車が入れない路地であれば、通りに面した場所を指定されることになる。さらに市は、敷地内に出されている場合は収集できないことがあるとしている。門や格子戸の内側ではなく、指定された場所まで出す必要がある。

京都市の大型ごみの手数料券は1種類しかないのですか?

400円券の1種類だ。京都市の大型ごみの手数料は品目や大きさによって400円から2,400円までの幅があり、金額に応じて400円券を必要枚数買う仕組みになっている。購入場所は近くのコンビニエンスストアや区役所等の手数料券売場。券は収集日と名前を記入して品物ごとによく見えるように貼り、裏紙(台紙)は収集が終わるまで保管する。

毛布やぬいぐるみを何点も捨てたいときはどうすればいいですか?

京都市にはボロ類という区分があり、毛布・服・枕・シーツ・綿・ぬいぐるみ・マット・座布団・コタツ布団などは、中身が見える45リットルのポリ袋に入れれば400円で出せる。アイロンやドライヤーなどのガラクタ類も45リットルのポリ袋か50センチメートル四方の箱(ふたはしない)に入れて400円だ。ただし袋が縛れない状態のものは400円では収集できず、いずれもインターネット受付では申し込めないため電話での申込みになる。

京都では料金より先に道幅の話になる、というのは調べてみて腑に落ちた。制度側も進入可否を前提に組まれている。

まとめ

京都市の大型ごみは400円〜2,400円、手数料券は400円券の1種類。ボロ類とガラクタ類は45リットルのポリ袋に入れて400円という独自の区分がある。申込みは電話(0120-100-530)が毎日8時30分から16時30分、インターネットは24時間だ。

そして京都でいちばん効くのは、排出場所が収集車の進入可否で決まるという点を先に理解しておくことだ。路地の奥に住んでいるなら、市に頼む場合も業者に頼む場合も、通りまでの手運びをどうするかが費用と段取りを左右する。見積もりの前に道幅を測っておくと話が早い。

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