実家の庭に人工芝を敷いた年の夏、真っ昼間に裸足で出たら足の裏が「アツッ!」となって飛び上がりました。正直なところ、施工前は暑さのことなんて全く考えてなかったんですよね。この記事では、人工芝が夏にどのくらい熱くなるのか、そして実際に効果のあった暑さ対策をまとめています。


| 対策 | 温度低下の目安 | コスト | 手軽さ |
|---|---|---|---|
| 打ち水 | 10〜20℃低下 | ほぼ0円(水道代月数十円) | ◎ |
| 遮熱加工タイプを選ぶ | 5〜10℃低下 | 通常品+3,000〜5,000円 | ○(施工時に選択) |
| サンシェード・タープ | 20〜30℃低下 | 3,000〜10,000円 | ○ |
| 靴・サンダル着用 | —(直接接触を防ぐ) | 手持ちでOK | ◎ |
人工芝は夏にどのくらい熱くなる?
真夏の直射日光が当たる人工芝は、表面温度が60〜70℃まで上がることがあります。気温35℃の日だと、日なたの人工芝は手で触って「熱い!」と感じるレベル。裸足で歩くとやけどのリスクがあるので、特に子どもやペットがいる家庭は要注意です。
真夏の日なたに置いた人工芝は60〜70℃に達することがあり、裸足で歩くとやけどする可能性があります。子どもやペットが裸足で遊ぶ前に、必ず打ち水をするか靴を履かせてください。日陰であれば30〜40℃程度に収まるので、遮光対策との組み合わせが効果的です。
効果のあった暑さ対策4つ
対策1:打ち水が最もコスパが良い
ホースやジョウロで人工芝に水をまくだけで、表面温度が10〜20℃下がります。水道代は月数十円程度なので、コスパは圧倒的。うちの実家でも夏場は子どもが遊ぶ前に父がホースで水をまいていて、これだけでかなり快適になります。効果は30分〜1時間ほど持続するので、遊ぶ直前にまくのがベストです。
対策2:遮熱加工タイプの人工芝を選ぶ
これから施工する方は、遮熱コーティングが施された人工芝を選ぶのがおすすめです。通常品より表面温度が5〜10℃低く抑えられます。価格差は20平米で3,000〜5,000円程度なので、この差額で夏の快適さが変わるなら十分に元は取れると思います。
対策3:サンシェードやタープで日陰を作る
日陰の人工芝は30〜40℃程度に収まるので、サンシェードやタープを設置して直射日光を遮るのが非常に効果的です。3,000〜10,000円程度で購入できて、取り外しも簡単。夏以外は片付けておけば場所も取りません。打ち水との併用でさらに効果がアップします。
対策4:靴やサンダルを履く習慣をつける
最もシンプルな対策が「裸足で出ない」こと。夏場は庭に出るときに靴やサンダルを履く習慣をつけるだけで、やけどリスクはほぼゼロになります。子どもには「夏は靴を履いて庭に出ようね」と教えておくのが大事です。

それでも夏の人工芝にはメリットがある
暑さの話ばかりしてきましたが、夏の人工芝には天然芝にないメリットがたくさんあります。実家の庭でも夏が一番人工芝の恩恵を感じるシーズンでした。
プール遊び・水遊びが気兼ねなくできる
人工芝の上にビニールプールを広げれば、子どもの水遊びスペースが完成します。天然芝だとプールの重みや水で芝が枯れてしまいますが、人工芝なら全く気にしなくて大丈夫です。水はけの穴が開いているので、プールを片付けた後も水たまりが残りにくい。弟家族が来たときに姪っ子がプールで遊んでいましたが、人工芝の上だから足が泥だらけにならないのも地味にポイントでした。
雑草の処理が不要
天然芝は夏になると雑草との戦いが本格化しますが、人工芝+防草シートの組み合わせならほぼ雑草は生えません。炎天下で草むしりをする必要がないのは、夏の人工芝の最大のメリットかもしれません。父も「夏に草取りしなくていいのが一番ありがたい」とよく言っています。
バーベキューやアウトドアに活用できる
人工芝の上でバーベキューを楽しむ方もいますが、火の粉が落ちると溶ける可能性があるので、コンロの下に耐熱シートを敷くのがおすすめです。芝の上にテーブルやチェアを置いても沈みにくく、安定したアウトドア空間が作れます。土の庭だと雨の翌日にぬかるんで使えないこともありますが、人工芝なら天候を気にせず使えるのが強みです。
水やり・芝刈りなどのメンテナンスが不要
天然芝は夏場に週1〜2回の芝刈りと毎日の水やりが必要ですが、人工芝はどちらも不要です。暑い中での芝刈り作業は熱中症のリスクもあるので、その手間がゼロになるのは大きなメリットです。
人工芝の素材と耐熱性の違い
人工芝に使われる素材によって、熱への強さや特性が変わってきます。購入前に知っておくと、失敗しにくくなります。
| 素材 | 耐熱温度 | 特徴 | 耐用年数 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| ポリエチレン(PE) | 70〜110℃ | 柔らかく肌触り良い。遮熱加工品の主流 | 7〜10年 | ★★★ |
| ポリプロピレン(PP) | 100〜130℃ | やや硬め。紫外線劣化にやや弱い | 5〜7年 | ★★☆ |
| ナイロン | 130℃以上 | 耐久性最高。吸水性ありカビ注意 | 10年以上 | ★★☆ |
一般的な家庭用人工芝の多くはPE素材で、遮熱加工が施された製品もPEベースが主流です。正直なところ、素材だけで熱の感じ方が大きく変わるわけではなく、遮熱コーティングの有無のほうが体感温度には影響が大きいです。長く使うなら品質の良いPE素材に遮熱加工付きを選ぶのがバランスが良いと思います。
夏場の人工芝メンテナンス
夏場はほかの季節に比べて人工芝に負荷がかかりやすい時期です。長持ちさせるために、最低限のメンテナンスは意識しておきましょう。
- 落ち葉やゴミの除去:ほうきやブロワーで定期的に掃除。放置するとカビやにおいの原因に
- ブラッシング:芝が寝てしまったらデッキブラシで起こす。特に使用頻度が高い場所は月1回が目安
- 排水穴の確認:砂やゴミで詰まると水はけが悪くなり、カビ発生のリスクが上がる
- 継ぎ目・端のチェック:熱による膨張収縮で継ぎ目がずれることがある。浮いている箇所はピンで固定し直す
- 紫外線による退色チェック:極端に色が変わっている場合は劣化が進んでいるサイン
うちの実家では父が月に1回くらいほうきで落ち葉を掃いて、気になったときにデッキブラシで芝を起こしています。正直、天然芝に比べたらメンテナンスの手間は圧倒的に少ないですが、「完全に放置でOK」とは言い切れません。夏場に紫外線で劣化が進むのを遅らせるには、UVカット加工の製品を最初に選んでおくのも一つの手です。
参考リンク
よくある質問
遮熱加工の人工芝は本当に効果がある?
効果はあります。通常品と比べて表面温度が5〜10℃低く抑えられるので、裸足で触ったときの「アツッ!」感がかなり違います。ただし打ち水(10〜20℃低下)やサンシェード(20〜30℃低下)と比べると単独での効果は控えめなので、他の対策と併用するのがベストです。
ペット(犬)の肉球は大丈夫?
真夏の日なたは犬の肉球にもやけどのリスクがあります。人間が手で触って「熱い」と感じる温度は犬にも危険です。散歩前にホースで打ち水をするか、日陰のエリアで遊ばせてください。朝夕の涼しい時間帯に庭に出すのが一番安全です。
人工芝は天然芝より暑い?
直射日光下では人工芝のほうが天然芝より10〜20℃ほど高温になります。天然芝は蒸散作用(水分を蒸発させる)で自然に冷却されますが、人工芝にはこの機能がないためです。ただし日陰であれば差はほとんどなく、打ち水をすれば同程度まで下がります。
まとめ
- 真夏の人工芝は表面温度60〜70℃まで上がるので、裸足は危険
- 打ち水が最も手軽でコスパが良い対策(10〜20℃低下、水道代は月数十円)
- 遮熱加工タイプは通常品より1〜2割高いが、差額3,000〜5,000円程度で効果大
- 日陰を作れば30〜40℃まで下がるので、サンシェードとの併用がベスト
- 子どもやペットがいる家庭は、靴を履かせる+使用前の打ち水を習慣にする









