人工芝にはさまざまな種類があり、用途に合わせて選ぶ必要があります。ロールとジョイントマットの違い、素材の特徴、サイズの選び方など、購入前に知っておくべきポイントをまとめました。「どれを選べばいいか分からない」という方のために、用途別のおすすめ選び方も解説します。

目次

人工芝の形状の種類
ロールタイプ
1m〜2m幅のロール状で、長さは5m・10mなどのサイズがあります。庭や広いスペースに敷くのに適しており、継ぎ目が少なく自然な仕上がりになります。ただし、重量があるため運搬が大変で、カットや設置作業に時間がかかります。庭の面積が5平米以上ある場合はロールタイプが一般的です。
ジョイントマットタイプ
30cm×30cmや50cm×50cm程度のタイル状のパネルで、パズルのように連結して敷きます。ベランダや室内、小さなスペースに向いています。取り外して洗えるのがメリットで、汚れた部分だけ交換できます。ただし、ロールタイプと比べると継ぎ目が目立つのが難点です。

素材の違い
ポリエチレン(PE)
柔らかく自然な手触りで、耐久性も高い素材です。高品質な人工芝に多く使われています。価格はやや高めですが、長持ちするためコスパは良好です。屋外の庭やベランダ用として最もおすすめの素材です。肌触りが良いため、子供やペットが触れる場所にも安心して使えます。
ポリプロピレン(PP)
PEより硬めでしっかりした感触です。安価な製品に多く使われます。耐久性はPEにやや劣りますが、コストを抑えたい場合に選ばれます。屋外での長期使用には向きませんが、室内や一時的な使用には十分です。
ナイロン
最も耐久性が高い素材ですが、吸水性があり、カビが生えやすい欠点があります。家庭用にはあまり使われませんが、スポーツ施設など高い耐久性が求められる場所では採用されます。

芝丈の選び方
芝丈は用途によって最適なサイズが異なります。
- 20mm以下:ゴルフ練習、ベランダ、室内。短くてすっきりした印象。歩きやすく掃除もしやすい。
- 30〜35mm:庭、一般的な屋外使用(最も人気)。天然芝に最も近い見た目と触り心地。
- 40mm以上:子供の遊び場、ドッグラン。クッション性が高く、転倒時の衝撃を和らげる。
芝丈が長いほどリアルで柔らかい反面、倒れやすく定期的なブラッシングが必要になります。一般的な庭用途には30〜35mmが最もバランスが良いです。

密度の選び方
密度は1平方メートルあたりの芝の本数で表されます。密度が高いほどリアルに見え、耐久性も高くなります。
- 低密度(10,000〜15,000本/m²):安価だが透けて見えることがあり、耐久性が低い
- 中密度(15,000〜25,000本/m²):バランスが良く、一般家庭に最も多く採用される
- 高密度(25,000本/m²以上):高品質で長持ちするが価格が高め。スポーツ施設や高級住宅に使用

サイズの選び方
幅の選び方
一般的なロール幅は1mと2mです。庭の形状に合わせて選びますが、2m幅を選ぶと継ぎ目が半分になり、見た目がきれいに仕上がります。細長い庭の場合は1m幅の方が無駄が少なくなります。
長さの選び方
必要な面積+10%の余裕を持って購入しましょう。カットの失敗や端の処理に余裕が必要です。例えば10平米の庭には、11平米分以上を購入することをおすすめします。

その他のチェックポイント
- UV加工の有無(屋外使用なら必須。UV加工がないと1〜2年で色褪せる)
- 排水穴の数(水はけに影響。多いほど良い)
- 密度(リアルさと耐久性に直結)
- 防炎加工の有無(室内使用や火気を使う場所)
- 保証期間(メーカー保証が長いほど品質が高い傾向)

用途別おすすめの選び方
一般的な庭(最もよくある用途)
芝丈30〜35mm、PE素材、2m幅のロールタイプが最もおすすめです。UV加工付きで、1平方メートルあたり1,500円〜3,000円の製品を選べば、品質と価格のバランスが良いです。
ベランダ
芝丈20〜30mm、透水性の高い製品を選びましょう。ジョイントマットタイプは排水溝を確保しやすいためベランダに向いています。排水マット(すのこ状)との組み合わせもおすすめです。
子供の遊び場・ドッグラン
芝丈35〜40mm以上、高密度でクッション性の高い製品を選びましょう。子供やペットが安全に遊べる柔らかさが重要です。抗菌・防臭加工付きの製品だと衛生的です。

まとめ
人工芝選びは「形状」「素材」「サイズ」「芝丈」の4つを用途に合わせて決めることがポイントです。迷ったら芝丈30〜35mm、PE素材、2m幅のロールタイプを選べば、多くの用途で満足できます。
製品選びと同様に施工品質も重要です。プロの業者に相談すれば、用途に合った最適な製品と施工方法を提案してもらえます。








