実家の庭に人工芝をDIYで敷いたとき、正直なところ一番迷ったのが「どの人工芝を買えばいいのか」でした。ロールとジョイントマット、素材の違い、芝丈に密度……選択肢が多すぎて途方に暮れたんですよね。この記事では、実際に購入して施工した経験をもとに、種類ごとの特徴と用途別の選び方をまとめました。

目次

人工芝の形状の種類
ロールタイプ
幅1m〜2mのロール状で、長さは5mや10mの製品が一般的です。庭のような広いスペースに敷く場合はこちらが定番で、継ぎ目が少ないぶん仕上がりが自然になります。
ただし、けっこう重いです。うちは2m×10mのロールを買いましたが、父と2人で運ぶのがやっとでした。カットや位置合わせにも時間がかかるので、初めてのDIYなら半日〜1日は見ておいた方がいいです。庭の面積が5平米以上ならロール一択だと思います。
ジョイントマットタイプ
30cm角や50cm角のタイル状パネルで、パズルのように連結して敷くタイプです。ベランダや室内、ちょっとしたスペースに向いています。汚れた部分だけ外して洗えるのが地味に便利なんですよね。
デメリットは継ぎ目が目立つこと。庭全面に敷くと「タイル感」が出てしまうので、広い面積にはあまり向きません。ベランダに1畳分だけ敷いたときはジョイントマットを使いましたが、これくらいの面積ならちょうどいいです。

素材の違い
人工芝の素材は主に3種類。ぶっちゃけ、家庭用ならポリエチレン(PE)を選んでおけばまず間違いないです。ただ、それぞれの特徴を知っておくと「なぜPEがいいのか」がわかるので、簡単に整理しておきます。
ポリエチレン(PE)
柔らかくて肌触りが良く、耐久性も高い素材です。高品質な人工芝のほとんどがこの素材を使っています。価格はやや高めですが、7〜10年持つことを考えるとコスパは悪くないです。子供やペットが素足で触れる場所にも安心して使えます。
ポリプロピレン(PP)
PEより硬めで、安価な製品に多い素材です。耐久性はPEに比べると劣りますが、「とりあえず試してみたい」「室内で一時的に使いたい」という用途には十分。屋外で5年以上使いたいなら、正直あまりおすすめはできません。
ナイロン
耐久性は最も高いですが、吸水性があるのでカビが生えやすいのが難点。家庭用にはほぼ使われておらず、スポーツ施設など業務用が中心です。普通の庭やベランダなら気にしなくて大丈夫です。

芝丈の選び方
芝丈(パイル長)は見た目と使い心地に直結するポイントです。「何に使うか」で決めるのが一番わかりやすいと思います。
- 20mm以下:ゴルフ練習、ベランダ、室内向き。短くてすっきりした印象で、掃除もしやすい
- 30〜35mm:庭の一般的な用途に最も人気。天然芝に一番近い見た目と触り心地
- 40mm以上:子供の遊び場やドッグランに。クッション性が高く、転んでも衝撃を吸収してくれる
うちは庭に35mmを選びました。正直なところ、30mmと迷いましたが、実際に敷いてみると35mmの方がふかふか感があって満足度は高かったです。ただ、長い芝は倒れやすいので、たまにデッキブラシで起こしてやる必要があります。

密度の選び方
密度は1平米あたりの芝の本数のこと。これが見た目のリアルさと耐久性にかなり影響します。予算との兼ね合いにはなりますが、ケチりすぎると後悔するポイントでもあります。
- 低密度(10,000〜15,000本/m²):安いけど地面が透けて見えることがある。耐久性も低め
- 中密度(15,000〜25,000本/m²):一般家庭に最も多いボリュームゾーン。コスパ重視ならここ
- 高密度(25,000本/m²以上):見た目はかなりリアル。価格は上がるが長持ちする
個人的には、庭用なら最低でも中密度以上を選んだ方がいいと思います。低密度だと敷いた直後から「なんか安っぽいな…」と感じることがあるので。

サイズの選び方
幅の選び方
ロールの幅は1mと2mが一般的です。2m幅を選ぶと継ぎ目が半分になるので、見た目はきれいに仕上がります。ただし、細長い庭や複雑な形の庭なら1m幅の方が無駄なく使えます。
長さの選び方
必要な面積に対して10%くらい余裕を持って購入するのがコツです。カットで失敗したり、端の処理で思ったより使ったりするので。たとえば10平米の庭なら11平米分くらい買っておくと安心です。うちも少し余裕を持って買いましたが、結果的にちょうど使い切りました。

その他のチェックポイント
形状・素材・サイズ以外にも、購入前に確認しておきたいポイントがあります。特にUV加工と排水穴は、屋外で使うなら見落とせない項目です。
- UV加工の有無:屋外使用なら必須。UV加工がないと1〜2年で色褪せる
- 排水穴の数:水はけに直結する。穴が多いほど雨の日でも水たまりになりにくい
- 密度:リアルさと耐久性に直結
- 防炎加工の有無:BBQなど火気を使うエリアの近くなら要確認
- 保証期間:メーカー保証が長い製品ほど品質に自信があるということ

用途別おすすめの選び方
ここまでの情報を踏まえて、用途別に「これを選んでおけば間違いない」という組み合わせをまとめました。
一般的な庭(最もよくある用途)
芝丈30〜35mm、PE素材、2m幅のロールタイプが鉄板です。UV加工付きで、1平米あたり1,500円〜3,000円くらいの製品を選べば、品質と価格のバランスが取れます。うちもこの条件で探して、材料費は約20平米で5万円弱に収まりました。
ベランダ
芝丈20〜30mm、透水性の高い製品がおすすめ。ジョイントマットタイプは排水溝を塞がないのでベランダ向きです。排水マット(すのこ状のもの)と組み合わせると、水はけがさらに良くなります。
子供の遊び場・ドッグラン
芝丈35〜40mm以上、高密度でクッション性の高い製品を選ぶのがポイント。転んだときの衝撃吸収が大事なので、ここはケチらない方がいいです。抗菌・防臭加工付きの製品だとペットがいても衛生的に使えます。

まとめ
- 形状はロール(庭向き)とジョイントマット(ベランダ向き)の2種類
- 素材は家庭用ならポリエチレン(PE)一択でOK
- 芝丈は庭なら30〜35mm、ベランダなら20mm以下、遊び場なら40mm以上
- 密度は中密度(15,000〜25,000本/m²)以上を選ぶと見た目の満足度が高い
- 屋外ならUV加工は必須、排水穴の数も要チェック
- 迷ったら「芝丈35mm・PE素材・2m幅ロール」で間違いない
製品選びと同じくらい大事なのが施工の質です。特に下地処理と防草シートの敷き方で仕上がりが大きく変わります。自分でやるか業者に頼むか迷っている方は、まず無料見積もりで費用感を確認してみるのも手です。











