妊娠中に訃報が入ると、服装の問題が一気に現実になる。手持ちの喪服は入らないし、この時期のためだけにマタニティ用の礼服を買うのはためらう。結論から書くと、喪服レンタル各社にはマタニティ・授乳対応のカテゴリがあり、6,980円前後(税込)から借りられる。号数の選び方にも各社が基準を示しているので、それに沿えば大きく外さない。
マタニティ対応がある社
| サービス | マタニティの扱い | 料金の目安(税込) |
|---|---|---|
| Cariru BLACK FORMAL | 授乳マタニティ喪服・礼服セットのカテゴリ | 4日間6,980円〜(7点セット) |
| RENCA | マタニティ・授乳対応の商品を掲載 | 5,800円〜6,800円 |
| 礼服レンタルのやました | マタニティ・授乳対応のカテゴリ | 5,800円〜 |
| 喪服レンタル本舗 | 前開きファスナーで授乳に対応 | 3泊4日4,780円 |
号数はどう選ぶのか
妊娠中はサイズの見当がつかない。この点についてRENCAは公式のQ&Aで基準を明示している。「ご妊娠6カ月~臨月のお客様にはご妊娠前のサイズより1サイズ大きいサイズをお選びいただいております。」とし、さらに「例)妊娠前Mサイズ(9号)→ 妊娠6カ月Lサイズ(11号)」という具体例まで載せている。
公式のFAQでここまで具体的に書いている社は多くない。妊娠6か月より前であれば、通常サイズのゆったりしたデザインで足りることもある。実際にRENCAのマタニティ商品には9号・11号・13号が並び、価格は5,800円から6,800円(税込)の帯だった。
妊娠中こそ試着したいところだが、宅配型は各社とも試着に対応していない。RENCAは「申し訳ございませんが、配送商品・店頭受取商品ともに試着対応はできませんのでご了承ください。」としている。サイズの目安に沿って選び、余裕のある日程で手配するのが現実的な対処になる。
マタニティと授乳対応は分けて考える
「マタニティ」と「授乳対応」は用途が違う。前者はお腹まわりにゆとりを持たせた作り、後者は前開きなどで授乳しやすくした作りだ。出産後に参列するなら後者が要る。
Cariru BLACK FORMALは「授乳マタニティ喪服・礼服セット」というひとつのカテゴリにまとめており、春夏用の7点セットが4日間6,980円(税込)から、ステンカラージャケットと前開きフレアワンピースの8点セットが8,980円(税込)からとなっている。小物まで含んだ構成なので、産後で買い物に出づらい状況では扱いやすい。
RENCAは商品名に「授乳対応 17号」「授乳対応 13号」といった表記があり、6,800円から7,800円(税込)。礼服レンタルのやましたはレディースの配送商品に「マタニティ」と「授乳対応」を別カテゴリとして持っている。喪服レンタル本舗は商品説明で、ワンピースが前開きファスナータイプで授乳にも対応できるとしている。
妊娠中の服装で押さえること
体調が優先されるのは言うまでもないが、装いの基本は変わらない。全互協は参列者の服装について、女性は「女性:ワンピースとジャケットのアンサンブル。地味な色柄・ワンピースなど。」としている。アクセサリーについても「真珠でもイヤリングや指輪ははずした方が無難です。」という記述がある。
葬儀社の解説でも、参列者の服装は「露出の少ないものを選びましょう。」とされている。妊娠中はゆったりしたワンピース型を選ぶことになるが、丈と袖の長さは確保しておきたい。なお宗派や地域で作法が異なることがあるため、迷う点は葬儀を担当する葬儀社に確認するのが確実だ。
体調面での手配のコツ
妊娠中は外出そのものが負担になる。その意味で宅配レンタルは相性がいい。届け先は自宅以外も指定できる社が多く、Cariru BLACK FORMALは宿泊先への配送についても案内している。返却もコンビニや集荷を使えるため、店舗まで往復する必要がない。
レンタル期間に余裕を取っておくのも有効だ。Cariru BLACK FORMALは「最短4日間(3泊4日)から1日単位で最大90日間までレンタル可能です。」としており、日数を伸ばして返却の余裕を作れる。
よくある質問
妊娠後期でも入る喪服はありますか?
ある。マタニティ専用の商品が用意されており、RENCAは妊娠6か月から臨月の場合、妊娠前より1サイズ上を選ぶよう案内している。臨月に近いほど余裕を見て選びたい。
マタニティ用と普通の喪服はどちらを選ぶべきですか?
妊娠6か月を超えているならマタニティ用が無難だ。それ以前でも、体調によってはゆとりのあるワンピース型のほうが楽になる。産後に授乳が必要なら授乳対応の商品を選ぶ。
体調が急変して参列できなくなったらキャンセルできますか?
発送前ならキャンセルできる社が多いが、発送後は不可という扱いが一般的だ。RENCAはお届け指定日の前日以降はレンタル料の100%がキャンセル料になると案内している。日程が不確かなときは、その条件を先に確認しておきたい。
まとめ
妊娠中の喪服は、買うより借りるほうが合理性が高い。サイズが読めない時期に高価な一着を買っても、次に着るときには合わない可能性が高いからだ。号数はRENCAの基準を目安にし、産後の予定があるなら授乳対応を選ぶ。手配は宅配で完結するので、体調を優先しながら進められる。










