人工芝を張り替えるとき、あるいは不要になったとき、「これ何ゴミで出せばいいの?」と意外と困るんですよね。実際うちも実家の庭に20平米敷いたとき、「将来処分するときどうするんだろう」とちょっと気になって調べました。結論から言うと、自治体によって分類が違うので事前確認が必須です。
| 処分方法 | 費用目安 | 手間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| カットして家庭ゴミ | ほぼ無料 | 大 | コスト最優先の人 |
| 粗大ゴミ | 200〜1,000円 | 中 | カット作業が面倒な人 |
| クリーンセンター持込 | 数百円〜 | 中 | すぐに処分したい人 |
| 不用品回収業者 | 1.5万〜3万円 | 小 | 大量処分・体力的に難しい人 |
| 施工業者に依頼 | 5,000円〜数万円 | 小 | 張り替え工事と一緒に頼む人 |

目次

人工芝は何ゴミ?
人工芝のゴミ分類は自治体によってバラバラです。ここが一番やっかいなポイントで、「前の住所では可燃ゴミだったのに、引っ越し先ではプラスチックゴミ扱い」みたいなケースもあります。主に以下の3パターンに分かれます。
- 可燃ゴミ(燃えるゴミ):ポリエチレン・ポリプロピレンを可燃物とする自治体が多い
- 不燃ゴミ・プラスチックゴミ:プラスチック製品として分類する自治体もある
- 粗大ゴミ:一定サイズ以上の場合は粗大ゴミ扱いになる
具体例を挙げると、東京都では多くの区が可燃ゴミ扱いですが、大阪市ではプラスチックゴミ扱いです。名古屋市だと30cm角以上は粗大ゴミになります。必ず現住所の自治体ホームページか、ごみ相談窓口に電話して確認してください。

人工芝の処分方法5パターン
処分方法は大きく5つあります。判断基準は「手間をかけていいか」と「予算」のバランスです。コストを抑えたいなら自分でカット、時間がないなら業者依頼、という感じで選ぶとわかりやすいです。
方法1:小さくカットして家庭ゴミに出す(費用:ほぼ無料)
人工芝を30〜50cm角にカットして、指定のゴミ袋に入れれば家庭ゴミとして出せる自治体が多いです。カッターやハサミで裏面からカットすれば比較的簡単に切れます。
ぶっちゃけ、これが一番安上がりです。ただし手間はそれなりにかかります。1平米あたり30分〜1時間くらい。20平米の庭だと、休日を丸1日使うくらいの覚悟が必要です。コツとしては、人工芝を裏返してカット線を引き、大型カッターで裏面から切ると芝の葉が邪魔にならず効率的です。自分も実家の庭にDIYで敷いたとき、施工で人工芝をカットする作業に父と2人がかりで手こずった記憶があります。あの硬さと厚みを思い出すと、20平米を一人で全部カットして捨てるのは正直しんどいだろうな、というのが本音です。逆に、名古屋の自宅のベランダに敷いた1畳分くらいなら、カッターで数分もあれば切り分けられるので、量が少ない人はこの方法で十分だと思います。
方法2:粗大ゴミとして出す(費用:200〜1,000円/点)
大きなサイズのまま処分したい場合は、粗大ゴミとして申し込みます。自治体のホームページか電話で事前申し込みして、指定日に指定場所に出す形です。カットする手間が省けるので、時間がない人にはこっちのほうが現実的です。
方法3:不用品回収業者に依頼する(費用:1.5万〜3万円)
大量に処分したい場合や、とにかく手間をかけたくない場合向け。軽トラック1台分で1万5,000円〜3万円程度が相場です。電話1本で自宅まで回収に来てくれるので、体力的に作業が難しい方にも向いています。
一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者を必ず選んでください。無許可の業者に依頼すると不法投棄される恐れがあります。見積もりは最低2〜3社に依頼して比較するのが安全です。
方法4:施工業者に引き取ってもらう(費用:5,000円〜数万円)
張り替え工事を業者に頼む場合は、古い人工芝の撤去・処分も一緒にお願いできることが多いです。撤去・処分費用は施工費に含まれるか、別途5,000円〜数万円程度。庭全体を張り替えるなら、業者に一括依頼するのがコスパ的にも手間的にも一番いいです。
方法5:ゴミ処理場(クリーンセンター)に直接持ち込む(費用:数百円〜)
自治体のゴミ処理場やクリーンセンターに自分で持ち込む方法もあります。粗大ゴミの回収日を待たずに処分できるのがメリットで、費用も10kgあたり数百円程度と安いです。
持ち込みには事前予約が必要な自治体が多いので、電話やWebで確認してから行きましょう。名古屋市の場合は市内5か所の環境事業所に持ち込みが可能で、10kgまで200円です。軽トラやワンボックスカーに積んで持っていけばOK。人工芝は見た目より軽いので、20平米分でも軽トラ1台で十分運べます。

人工芝の剥がし方|処分前の4ステップ
処分の前に、まずは人工芝を地面から剥がす作業が必要です。正しい手順でやらないとケガをしたり、地面を傷つけたりするので注意してください。
- U字ピンを全て抜く——ペンチで1本ずつ引き抜く。地面に押し込まれているものはマイナスドライバーでテコの原理で浮かせてから抜く
- 人工芝の端からめくる——端の1辺を持ち上げて、ゆっくりと巻き取るように剥がす。無理に引っ張ると破れるので注意
- 裏面の土・砂を払い落とす——人工芝を裏返して、ホウキやブラシで付着した土を落とす。土が付いたまま捨てると重量が増えてゴミ袋が破ける原因に
- ロール状に巻いてまとめる——処分方法に合わせてカットするか、粗大ゴミや持ち込みの場合はロール状に巻いてヒモで縛っておく
自分が実家の庭で施工したとき、U字ピンを1平米あたり4〜5本打ち込んだので、20平米だと80〜100本のピンを抜く計算です。ペンチ1本あれば作業できますが、硬い地面に打ち込んだピンは結構力がいるので、軍手とペンチは必須アイテムです。防草シートの上に敷いた場合は、人工芝と防草シートがズレやすいので、別々に剥がしていくのがコツです。
防草シートとU字ピンの処分方法
人工芝を撤去するときは、その下の防草シートとU字ピンも一緒に処分が必要です。これを忘れて人工芝だけ捨てて「あ、まだ残ってた…」となる人は意外と多いので、事前に確認しておくと二度手間を防げます。自分が実家の庭に敷いたときも、20平米の縁や継ぎ目に沿ってU字ピンをかなりの本数打ち込みました。いざ撤去するとなると、この金属ピンを一本ずつ抜く作業が地味に大変なはずです。しかも我が家は防草シートのつなぎ目処理が甘くて半年後に雑草が生えてしまい、後から留め直した経緯もあるので、ピンの位置を全部は把握しきれていません。処分のときは「芝・防草シート・金属ピン・砂」を別々に分ける前提で、半日は作業時間を空けておくと安心です。
- 防草シート:不織布タイプはゴミ袋に入れて可燃ゴミまたはプラスチックゴミとして処分できることが多い
- U字ピン(金属):不燃ゴミが一般的。本数が少なければ缶に入れてゴミ袋へ
- 砂・砕石:土嚢袋に入れて処分するか、庭の他の場所に再利用できる

処分時の注意点
処分するとき、意外と見落としがちなポイントがいくつかあります。特に事業用途で使っていた場合は産業廃棄物扱いになるので、家庭ゴミとして出すと違法になります。
- 土や砂が付着している場合は、できる限り払い落としてから処分する(重量増加と衛生面のため)
- 事業用に大量廃棄する場合は産業廃棄物として適切に処理する必要がある
- コンクリートや砂利と混ぜて一緒にゴミに出すのは避ける(別々に分別する)
- 廃材を道路や公共の場所に放置するのは不法投棄で厳禁

よくある質問
人工芝は燃えるゴミに出してもいい?
自治体によります。ポリエチレン・ポリプロピレンは可燃物に分類する自治体が多いですが、プラスチックゴミ扱いの自治体もあります。「多分こっちだろう」で出すとルール違反になるので、必ず確認してください。
ゴミ袋に入れるにはどのくらいのサイズにカットすればいい?
45Lのゴミ袋なら30〜40cm角にカットすると収まりがいいです。詰め込みすぎると袋が破けるので、余裕を持って入れてください。
リサイクルする方法はある?
一部のメーカーやリサイクル業者が回収を行っています。また、状態がいいならフリマアプリやジモティーで譲る手もあります。正直なところ、引き取り手が見つかるかは状態次第ですが、試してみる価値はあります。

捨てる前に検討したい再利用アイデア
まだ使える状態の人工芝なら、捨てる前に再利用を検討してみてください。処分費用を節約できるだけでなく、環境にもやさしい選択です。
- ベランダやバルコニーに転用——庭に敷いていた人工芝をカットしてベランダに。コンクリートの冷たさを和らげる効果もある
- ペットの遊び場に——犬の足洗い場やドッグランスペースの足元に。汚れたら水洗いできる
- フリマアプリやジモティーで譲る——状態が良ければ「人工芝 中古」で検索する人は意外と多い。送料がかかるので直接引き取り推奨
- 車のトランクマットに——カットしてトランクに敷くと汚れ防止に。アウトドア用品の下敷きにも使える
- DIY素材として活用——子供の工作やディスプレイの装飾など、小さくカットして使い道は意外とある
ただし、芝葉がヘタっていたり、カビが生えていたり、著しく汚れている場合は再利用は諦めて処分しましょう。劣化した人工芝を無理に使い続けると見栄えが悪いだけでなく、水はけが悪化してカビやダニの温床になることもあります。
人工芝を長持ちさせるメンテナンス方法
「そもそも捨てる時期を遅らせたい」という方は、日頃のメンテナンスで人工芝の寿命を延ばせます。一般的に人工芝の耐用年数は7〜10年ですが、手入れ次第で寿命が大きく変わります。
- 定期的にブラッシングする——月1〜2回、デッキブラシで芝目を逆方向に起こすと、寝てしまった芝葉が復活する
- 落ち葉やゴミをこまめに除去する——放置すると水はけが悪くなり、カビや虫の原因になる
- 重い物を長期間置かない——プランターやBBQコンロなどを同じ場所にずっと置くと、芝葉が潰れて復元しなくなる
- 汚れたら水洗い+中性洗剤——ジュースや泥汚れは早めに水で流す。頑固な汚れは中性洗剤で。高圧洗浄機は芝葉を傷めるので避ける
我が家の実家に敷いた人工芝も、父が定期的にホウキで掃いて落ち葉を除去してくれているおかげで、数年経った今でも芝葉がしっかり立っています。地味な作業ですが、こまめにやるかやらないかで見た目と耐久性がまるで違います。
まとめ
- 人工芝のゴミ分類は自治体ごとに異なる。必ず事前に確認する
- コスト重視なら自分でカットして家庭ゴミ(ほぼ無料)
- 手間を省きたいなら粗大ゴミ(200〜1,000円)か回収業者(1.5万〜3万円)
- 張り替え時は施工業者に撤去・処分も一括依頼がコスパ最良
- 防草シート・U字ピン・砂も忘れずに処分する
- 無許可業者への依頼は不法投棄リスクがあるので避ける
張り替えを検討している方は、撤去・処分も含めて業者に相談すると手間が省けます。










