喪服を借りようと思ったとき、まず思い浮かぶのは洋服の青山やアオキ(AOKI)のような紳士服店、あるいは近所のショッピングモールだと思います。ただ、そこで「借りる」ことができるかは別の話になります。調べてみたところ、紳士服チェーンのレンタルサービスは慶事用が中心で、喪服そのものは販売が基本でした。急いでいるなら、専門のレンタル会社を見るほうが早いです。
どこで何ができるか
| 店・サービス | 喪服の扱い |
|---|---|
| AOKI | 販売あり。レンタルはモーニング・タキシード等が対象 |
| コナカ・フタタ | フォーマルスーツを販売 |
| 楽天市場 | 喪服レンタル専門店が出店している |
| 喪服レンタル専門店 | 宅配・店頭受取ともにレンタルできる |
アオキ(AOKI)のレンタルは慶事向けだった
AOKIには「AOKIレンタルサービス」があります。ただし対象は喪服ではありません。公式のモーニングコート・タキシードレンタルの特集ページでは、モーニングコート一式とタキシード一式を店舗で予約受付する新しいサービスとして案内されています。ほかにパーティースーツ、黒留袖、マザードレスが並ぶ構成です。
料金はモーニングのベーシックが4泊5日で税込16,500円、9泊10日で税込27,500円。タキシードのベーシックは4泊5日で税込13,200円からとなっています。往復送料は無料で、返却時のクリーニングも不要という設計です。
問題は申込のタイミングです。同社のAOKIレンタルサービスのページには、利用日の90日前から10日前まで申し込めると記載されています。つまり利用日の10日前を過ぎると申し込めません。急な訃報にはそもそも使えない仕組みになっています。
結婚式や式典のように、日程が先に決まっているものが前提になっています。訃報のように当日や翌日に必要になる用途とは設計が違うということです。急ぎなら喪服レンタル専門店を見るほうが早いでしょう。
買う場合の価格はどうか
紳士服チェーンは、購入なら当然に対応しています。コナカ・フタタ公式オンラインショップのフォーマルスーツは、メンズが21,890円から87,890円(税込)で41点、レディースが21,890円から76,890円(税込)で27点という価格帯でした。レディースのフォーマル小物は3,289円から13,090円(税込)で、これも別に必要になります。
ただし商品名の多くに「※裾上げ必要」と付いています。買ってその足で着られるとは限りません。急ぎの場面では、ここが効いてきます。
楽天市場から借りるという選択肢
ネット通販のモールにも喪服レンタルは出ています。礼服レンタルのやましたは公式サイトから自社の楽天市場店へリンクを出していて、キッズ・マタニティ・レディースフォーマルのレンタルを扱う店舗も掲載しています。普段から楽天を使っているなら、ポイントの都合でこちらを選ぶ手もあります。
ただし条件は本店と同じとは限りません。レンタル期間の起算日、往復送料、キャンセル料は、出店ページ側の表記で確認してみてください。
青山とイオンで借りられるのか
洋服の青山とイオンについては、喪服のレンタルを扱っているという公式の案内を見つけられませんでした。扱いがないと断定できる材料もないので、ここは推測で書かずに置いておきます。近くに店舗があるなら、電話で聞くのがいちばん早くて確実です。聞くことは三つで、「喪服のレンタルを扱っているか」「無ければ購入で今日中に持ち帰れるか」「その日のうちに裾上げを仕上げてもらえるか」です。この三つが取れれば、レンタル専門店を探すより先に足を運ぶ価値があります。
結局どこで借りるのが早いか
今日中に必要なら、無人店舗や即日受取に対応した喪服レンタル専門店になります。24時間営業の無人店舗を持つ社もあり、都市部なら複数の受取拠点から選べます。明日以降でよければ、16時までの注文で翌日到着が見込める宅配型が使えます。
よくある質問
紳士服店で喪服をレンタルできますか?
AOKIのレンタルサービスはモーニングコートとタキシードが対象で、喪服は対象外でした。購入なら各社とも扱っています。借りたい場合は、喪服レンタルの専門店を使うことになります。
結婚式用のモーニングを葬儀に使えますか?
用途が違います。葬儀社の解説では、施主側の正式喪服としてモーニングジャケットが挙げられる一方で「※通夜式ではブラックスーツとなります。」とされています。装いの格や場面で変わりますので、葬儀を担当する会社に確認してみてください。
今日中に買うのとレンタルはどちらが早いですか?
店舗に在庫があれば購入も早いのですが、メンズのフォーマルスーツは裾上げが必要な商品が多くあります。無人店舗型のレンタルなら試着してその場で持ち帰れるので、時間だけを見れば有利です。
まとめ
紳士服チェーンは「買う」場所であって「借りる」場所ではない、というのが調べた結果でした。AOKIにレンタルはありますが対象は慶事用で、申込も10日前までという設計です。急な訃報に対応するために作られているのは喪服レンタルの専門店のほうですから、時間がないときは最初からそちらを見てみてください。












