
一人暮らしの食費平均データ
総務省データで見る食費の実態
総務省の家計調査(2023年)によると、単身世帯の月間食費の平均は44,659円です。この中には外食費9,761円(約22%)が含まれています。食費は生活費の中で最も大きな費目の一つであり、工夫次第で大幅な節約が可能な費目でもあります。

目次
食費44,659円は1日あたり約1,489円になります。これを1食あたりに換算すると約496円です。外食や市販弁当ばかりだとこの金額では難しいですが、自炊を取り入れることで十分実現できる金額です。
男女別の食費比較
食費は男女で差があります。男性の平均食費は48,977円、女性の平均食費は40,910円と、男性のほうが約8,000円多くなっています。男性は食事量が多く外食する頻度が高い傾向があること、女性は食費に対して節約意識が高い傾向があることが要因として考えられます。
- 男性の平均食費:48,977円(外食費:約12,000円)
- 女性の平均食費:40,910円(外食費:約8,000円)
男性の場合は特に外食費が高くなりがちです。ランチを社食や弁当に切り替えるだけで、外食費を月5,000円以上削減できることもあります。
年々増加する食費の傾向
食費は近年の食品価格高騰の影響を受けて増加傾向にあります。2020年と比較すると2023年の食費は平均で5,000〜8,000円増加しています。特に野菜・肉類・乳製品などの価格が上昇しており、同じ食生活を維持するためにより多くのお金が必要になっています。
物価高に対応するためには、旬の食材を積極的に活用する、プライベートブランド(PB)商品を選ぶ、特売日に合わせた買い物をするなどの工夫が重要です。


食費の内訳と外食費の現状
内食費(自炊)と外食費の割合
食費44,659円のうち、外食費は9,761円(約22%)です。残りの34,898円(約78%)が内食費(自炊・中食)です。外食費の割合を下げることが食費節約の大きなポイントです。外食を週1回減らすだけで、月に3,000〜5,000円の節約につながります。
「中食」とはスーパーやコンビニの総菜、冷凍食品、宅配などを指します。完全な外食よりは安く済みますが、毎日続けると食費がかさんでしまいます。自炊と中食を上手く組み合わせることが食費管理のコツです。
コンビニ利用が食費を押し上げる
一人暮らしで食費が高くなる大きな要因の一つがコンビニの利用です。コンビニのお弁当は500〜800円、コーヒーや飲み物は150〜200円と、スーパーよりも割高です。1日1回コンビニでお弁当と飲み物を買うだけで月15,000〜20,000円にもなります。
コンビニの利用を週2〜3回に減らし、スーパーでまとめ買いをする習慣をつけることで、食費を大幅に削減できます。コンビニは「急な時の頼み先」として位置づけ、日常的な買い物はスーパーで行うようにしましょう。
自炊の平均コストを知る
自炊の場合、1食あたりの食材費は200〜400円程度が目安です。朝食を100〜150円、昼食を300〜400円(弁当持参)、夕食を400〜500円で作れば、1日の食材費は800〜1,050円程度に収まります。これを1ヶ月(30日)で計算すると24,000〜31,500円となり、外食中心の生活と比べて大幅に節約できます。


食費を適切に管理するポイント
自分の食費の適正額を決める
食費の適正額は生活スタイルによって異なります。自炊中心なら3万円以下、外食とのバランスなら3〜4万円、外食が多いなら4〜5万円が現実的な目安です。まずは現在の食費を1ヶ月間記録して、どこに無駄があるかを把握することから始めましょう。
食費節約の具体的な方法
食費を節約するための具体的な方法を実践することが大切です。旬の食材は安くて栄養価も高いため、積極的に取り入れましょう。買い物に行く前にリストを作ることで衝動買いを防げます。特売日(週2〜3回)に合わせて買い物し、冷凍できる食材はまとめ買いすることで単価を下げられます。
栄養バランスを保ちながら節約する
食費を節約するうえで注意したいのが栄養バランスです。安いからといって炭水化物中心の食生活になると、体調を崩したり医療費が増えたりして本末転倒になります。タンパク質(鶏むね肉・卵・豆腐・納豆など)をしっかり摂り、野菜は冷凍野菜や旬の安い野菜を活用することで、コストを抑えながら栄養バランスを保てます。








