機内持ち込みのスーツケースは、3辺合計が115cm以内なら大丈夫、と覚えている人が多いと思います。ただし機材の座席数によって基準が変わりますし、2026年4月からは持ち込める個数のルールも整理されました。国内線の基本は100席以上なら3辺合計115cm以内、100席未満なら100cm以内、重量は身の回り品と合わせて10kg以内です。規定は座席数や搭乗する会社で変わるので、手持ちの1本で合わせるより、旅程ごとに規定内サイズを借りるほうが確実です。基準から順に整理します。
機内持ち込みの基準
| 機材 | 3辺合計 | 各辺 | 重量 |
|---|---|---|---|
| 100席以上 | 115cm以内 | 55×40×25cm以内 | 合計10kg以内 |
| 100席未満 | 100cm以内 | 45×35×20cm以内 | 合計10kg以内 |
ANAは国内線の機内持ち込み手荷物について、100席以上の場合は3辺合計115cm以内(55cm×40cm×25cm以内)、100席未満の場合は3辺合計100cm以内(45cm×35cm×20cm以内)とし、重量は手荷物と身の回り品の総重量で10kg以内としています。100席未満の機材を持つオリエンタルエアブリッジも、機内持込みのサイズを「3辺の和が100cm以内」としており、実際に運用されている数字です。
100席以上の機材だけを飛ばしている会社では、115cmが基準になります。スターフライヤーは「機内にお持ち込みいただける手荷物は お一人様につき2個(計10kg)まで」とし、サイズを3辺の合計115cm以内(55cm×40cm×25cm以内)としています。AIRDOとソラシドエアも同じ数字です。
2026年4月から個数のルールが統一された
定期航空協会は2026年3月25日、機内持ち込み手荷物の業界統一ガイドラインを公表しました。適用は2026年4月1日から。内容は「機内にお持ち込みいただけるのは、身の回り品1個 + 手荷物1個の合計2個までといたします。」というものです。あわせて、身の回り品は前の座席の下に収納できる大きさの範囲内とする規定が新設されました。
サイズそのものは各社の判断に委ねられています。同ガイドラインは「詳細なサイズ規定および重さは、ご利用になる各航空会社にて 規定いたします。」としつつ、「サイズにはハンドル・キャスター・車輪等を含みます。」と補足しています。さらに新設された項目として、「上記①~③の条件に加え、機内へはお客様ご自身で上の棚に収納できるサイズ・重さの手荷物をお持ち込みいただくよう、お願いいたします。」という一文も加わりました。
ANAは2026年7月1日搭乗分から、身の回り品のサイズを40cm×30cm×20cm以内としています。ソラシドエアも同日から同じ数字を適用しています。手荷物のサイズ内でも、リュックとスーツケースの2個持ちが従来どおり通るとは限りません。
レンタルなら規定内のものを選べる
機内持ち込みサイズは、各社ともカテゴリとして用意しています。アールワイレンタルの機内持ち込みサイズ区分には、プロテカ マックスパス3(42L)の2日間3,780円(Web予約10%OFF適用後・税込)など170件超が並びます。ククレンタルはシェルポッドHZ-500のSSサイズ(約30〜38L)を機内持ち込み可(国内線100席以上)・0〜1泊用として案内。エース直営レンタルも機内持込サイズを1〜3泊程度として分類しており、同じマックスパス3は3日間プラン5,500円(税込)です。期間の数え方が社ごとに違うため、旅程の日数を当てはめた総額で見比べてください。
買うと難しいのが、まさにここです。自宅にあるのが大きい1本だけだと、1泊の出張でも預け入れが必要になります。逆に機内持ち込みサイズしか持っていなければ、長期旅行のたびに困ります。レンタルなら旅程ごとに切り替えられる、というのが強みです。
サイズ内でも預けさせられることがある
規定を満たしていても、機内の収納スペースが埋まれば貨物室に回されます。スカイマークは「上記サイズ内の手荷物であっても収納スペースの関係から、機内にて適切に収納できないと判断される手荷物については、搭乗口および客室内にて預入手荷物として貨物室にお預かりさせていただく場合がございますので、ご了承ください。」としています。AIRDOも「上記サイズ内でも、客室内に収納できない場合にはお預かり手荷物とさせていただく場合があります。」と同様の但し書きを置いています。壊れやすいものや貴重品は、機内持ち込みでも念のため手元に分けておきたいところです。
よくある質問
機内持ち込みサイズは何Lまでですか?
容量ではなく外寸で判定されます。目安としては30〜38L程度が該当しますが、同じ容量でも形状によって3辺合計は変わります。商品ページの外寸を、キャスターとハンドルを含んだ数字で確認してみてください。
リュックとスーツケースの2個は持ち込めますか?
身の回り品1個+手荷物1個の合計2個までなので、リュックが身の回り品の範囲に収まれば持ち込めます。ただしANAとソラシドエアは2026年7月1日から身の回り品を40cm×30cm×20cm以内としており、大きめのリュックは対象外になります。
LCCでも同じサイズですか?
各社が独自に規定しているので、同じとは限りません。定期航空協会のガイドラインも、サイズと重さは各航空会社が規定するとしています。搭乗する会社の手荷物ページを必ず確認してください。
まとめ
機内持ち込みは、100席以上で115cm、100席未満で100cmという二段構えになっています。2026年4月からは個数と身の回り品のルールも整理されました。搭乗する機材と会社を確かめてから、その枠に入るサイズを借りるのが確実です。











