物が積み上がった部屋を業者に頼みたい——このとき知っておきたいのは、ハウスクリーニングは「掃除」であって「片付け」ではないという点です。荷物の仕分けや不用品の処分は範囲外になります。必要なのはゴミ屋敷清掃・不用品回収・整理収納・ハウスクリーニングのどれか、あるいはその組み合わせ。この記事では、それぞれの違いと費用を整理します。
| サービス | やること | 相場 |
|---|---|---|
| ゴミ屋敷清掃 | 仕分け+回収(掃除はオプション) | 訪問見積り |
| 不用品回収 | 物を運び出す | 軽トラ8,000〜15,000円 |
| 整理収納 | 仕組みづくり・仕分け | 1時間4,000〜9,000円 |
| ハウスクリーニング | 掃除のみ | 1R・1K 15,000円〜 |
表の出典:くらしのマーケット/おそうじ革命(2026年7月時点)
ハウスクリーニングは片付けをしない
くらしのマーケットはハウスクリーニングの案内で、次のように明示しています。
「また、ゴミ屋敷など相当散らかった物件や、片付けたい物の量が多い場合は、 不用品回収 のサービスを併用されることをおすすめします」
物がある状態では掃除ができない——だから先に物を減らす工程が必要になります。床が見えなければ床は洗えませんし、棚の中に物が詰まっていれば拭けません。
各カテゴリでも、荷物の移動は依頼者側の準備とされています。フロアクリーニングは「作業箇所の荷物は作業日までに移動をお願いいたします」、窓は「窓の近くのものはあらかじめ移動させておきましょう」となっています。
ゴミ屋敷清掃なら仕分けから頼める
片付けから一括で頼みたい場合は、専用のカテゴリがあります。くらしのマーケットはゴミ屋敷清掃を「ゴミ屋敷の清掃をします。いるものといらないものを仕分けし、不用品はトラックで回収します」と説明しています。
利点は工程がまとまることです。「片付けから不用品回収まで同じ店舗が対応するので、手間が少なく気軽に依頼できます」とされています。
回収できない物もあります。同サイトは「産業廃棄物、危険物、医療機器以外は回収できるので、何度も不用品回収を依頼する必要がありません」としています。
そして掃除はオプション扱いです。「オプションでハウスクリーニングを依頼すると、不用品を運び出した後に家を掃除してもらえます」——運び出したあとに掃除、という順序が明記されています。
くらしのマーケットは「2トントラックはおおよそ3~4畳くらいの面積です。家の広さや不用品の量から見積もって、依頼するトラックの台数を選んでください」としています。
不用品回収の相場は「軽トラック / 1台 ¥8,000〜¥15,000 2トントラック / 1台 ¥25,000〜¥39,000」。「何畳分の物があるか」から台数を逆算すると、予算が見えてきます。
依頼の流れ
ゴミ屋敷清掃は訪問見積りが基本になります。くらしのマーケットが示す流れは6段階です。
- 「①希望する見積日とお客様情報を入力し、見積を依頼」
- 「②現在の状況とご希望の状態を店舗に送り、店舗からの連絡を待つ」
- 「③現場にて訪問見積を実施、お見積金額を確認」
- 「④作業の打ち合わせ、作業日程を決める」
- 「⑤作業の事前確認、作業を実施」
- 「⑥作業が完了した後、お客様と作業の最終確認」
おそうじ革命もゴミ屋敷片付け清掃を「訪問見積り」としています。写真だけでは量が読めないため、現地を見てからの金額提示になります。
「片付けが続かない」なら整理収納という選択
一度きれいにしても戻ってしまう場合は、収納の仕組みのほうに原因があります。くらしのマーケットの整理収納・お片付けサポートは「1時間 ¥4,000〜¥9,000」が相場です。
自分の場合は、引っ越しを4回してきたおかげで、そのたびに物を減らす機会が強制的にありました。逆に言えば、引っ越さないまま何年も同じ部屋に住んでいると、見直すきっかけは自分で作るしかありません。
内容は「プロはまず丁寧なヒアリングを通してお悩みや理想の暮らしを伺い、物の量や生活動線に合わせた最適な収納方法をご提案します」とされています。
ただし条件があります。同サイトは「作業当日は、ご在宅とご同席をお願いいたします」とし、「また、収納用品や基本的な掃除用具はお客様ご自身でご用意ください。作業中に出たゴミや不用品については、お客様ご自身での処分をお願いしております」としています。
整理収納では不用品の処分までは行いません——ここもサービスの境界です。

業者にとっては日常の仕事なので、驚かれることはありません。むしろ状況を正確に伝えるほど、見積もりは正確になります。
不安があるなら、見積もりの段階で状況を伝えておけば済みます。くらしのマーケットの流れでも「②現在の状況とご希望の状態を店舗に送り、店舗からの連絡を待つ」と、事前のやり取りが組み込まれています。
また、口コミで店舗の対応を見ることもできます。同サイトは「口コミも要チェックポイントです。サービスを利用したユーザーの生の声を聞くことで、評判の良さや苦情の有無を確認することができます」としています。
ひとりで抱え込むより、順序(回収 → 掃除)と予算(トラック台数)を先に決めてから相談するほうが、話は早く進みます。
よくある質問
汚部屋の片付けはハウスクリーニングで頼めますか?
片付けは範囲外です。くらしのマーケットは「ゴミ屋敷など相当散らかった物件や、片付けたい物の量が多い場合は、不用品回収 のサービスを併用されることをおすすめします」としています。仕分けから頼みたい場合はゴミ屋敷清掃のカテゴリがあり、「いるものといらないものを仕分けし、不用品はトラックで回収します」と説明されています。掃除はそのオプションで、「不用品を運び出した後に家を掃除してもらえます」という順序になります。
ゴミ屋敷の片付けはいくらかかりますか?
訪問見積りが基本です。おそうじ革命もゴミ屋敷片付け清掃を「訪問見積り」としています。目安としては不用品回収の相場が「軽トラック / 1台 ¥8,000〜¥15,000 2トントラック / 1台 ¥25,000〜¥39,000」で、くらしのマーケットは「2トントラックはおおよそ3~4畳くらいの面積です」としています。物の量を畳数で見積もり、トラック台数から逆算すると予算が見えます。
片付けてもすぐ散らかる場合はどうすればいいですか?
整理収納のサポートという選択肢があります。くらしのマーケットの相場は1時間4,000〜9,000円で、「物の量や生活動線に合わせた最適な収納方法をご提案します」とされています。ただし「作業当日は、ご在宅とご同席をお願いいたします」「収納用品や基本的な掃除用具はお客様ご自身でご用意ください」「作業中に出たゴミや不用品については、お客様ご自身での処分をお願いしております」という条件があります。
まとめ
- ハウスクリーニングは掃除のみ。片付けは範囲外
- 仕分けから頼むならゴミ屋敷清掃——回収まで同じ店舗が対応
- 掃除は運び出したあとのオプション
- 産業廃棄物・危険物・医療機器は回収対象外
- 2トントラックは3〜4畳分の目安。台数から予算を逆算
- 不用品回収は軽トラ8,000〜15,000円/2トン25,000〜39,000円
- ゴミ屋敷清掃は訪問見積りが基本
- 散らかりが繰り返すなら整理収納(1時間4,000〜9,000円)
- 整理収納は不用品の処分を含まない









