実家の庭に人工芝をDIYで敷いた経験がある筆者ですが、正直なところ「カビ」は施工前にかなり心配していたポイントです。「人工芝を設置したらカビが生えた」「カビが心配で踏み切れない」という声はよく見かけますよね。結論から言うと、人工芝はプラスチック素材なのでそれ自体にカビが生えるわけではありません。ただし、条件が重なると周囲にカビが発生することがあります。この記事では、カビの原因・予防法・除去方法を実体験も交えてまとめました。

目次

人工芝にカビが生える原因
カビが発生する条件は「湿気」「有機物(栄養源)」「日陰」の3つ。この3つが揃うと、人工芝の下や表面にカビが繁殖してしまいます。うちの場合は北側に物置があって日当たりが悪く、そこだけ妙に湿っぽかったんですよね。
どれか1つでも条件を潰せばリスクは大幅に下がるので、まずは自分の庭やベランダがどれに当てはまるかチェックしてみてください。
- 排水性が悪く、常に湿った状態が続いている
- 落ち葉・砂・ゴミが人工芝の上に堆積し、有機物となっている
- 日当たりが悪い場所に設置していて乾きにくい
- ベランダなど密閉に近い環境で排水・通気が不十分
- ペットのフンや食べこぼしなどが残っている
特にベランダや北側の庭は湿度が高くなりやすいので要注意です。落ち葉が多い木の下もカビのリスクが上がります。

カビを予防する5つの方法
ぶっちゃけ、カビ予防は「水を溜めない」に尽きます。以下の5つを意識すれば、よほど環境が悪くない限りカビに悩まされることはないはずです。
1. 排水性を確保する
カビ予防で一番大事なのは排水性の確保です。施工時に下地へ排水勾配(1〜2%程度)をつけて、透水性の高い人工芝を選ぶのが基本。雨の後に水たまりができたり、乾くまでに半日以上かかるなら排水性が足りていないサインです。砕石層の見直しを検討してみてください。
2. 落ち葉・ゴミをこまめに掃除する
落ち葉が積もって腐ると、カビの栄養源になります。特に秋は週1〜2回、ブロワーや竹ぼうきでサッと掃除するだけで全然違います。砂や土も有機物を含んでいるので、月に1回くらいホースで流すと安心です。
3. ベランダでは排水マットを使う
ベランダに直敷きすると、コンクリートと人工芝の間に水が溜まってカビの温床になります。排水マット(スノコ状やハニカム状)を下に敷くと、空気の通り道ができて排水もスムーズに。高さが2〜3cm出る分、通気性が格段に良くなります。うちのベランダにも1畳分敷いてますが、排水マットありとなしでは乾くスピードが全然違いました。
4. 定期的にめくって乾燥させる
日当たりの悪い場所では、月に1〜2回めくって裏面と下地を乾かすのが効果的です。直射日光に当てれば紫外線殺菌も期待できます。ジョイントマットタイプなら取り外しが簡単なので、このメンテナンスがやりやすくておすすめです。
5. 防カビ・抗菌加工の人工芝を選ぶ
製品によっては防カビ・抗菌加工が施されたものがあります。湿気が多い環境(ベランダ・北側の庭・梅雨の多い地域)に敷くなら、こうした機能付きの製品を選んでおくと安心感が違います。購入前にスペック表で「防カビ加工」「抗菌加工」の記載があるか確認してみてください。

カビが発生した場合の除去方法
カビが生えてしまっても、早期発見・早期対処なら除去できます。全部交換かも…と焦る前に、まずは以下の手順を試してみてください。
- ステップ1:中性洗剤を水で薄め(洗剤1:水5程度)、カビ部分にスプレーまたは塗布する
- ステップ2:硬めのブラシでカビ部分をこすり洗いする
- ステップ3:ホースの水でしっかり洗い流す(洗剤が残らないよう念入りに)
- ステップ4:可能であれば天日干しで乾燥させる
- ステップ5:広範囲にカビが広がっている場合は、市販の屋外用カビ取り剤を使用する
塩素系漂白剤(ハイター・カビキラーなど)は人工芝の素材を変色・劣化させる可能性があるので避けてください。酸性の洗剤も素材によっては傷める場合があります。カビが深く根付いている場合は、その部分だけ交換した方が衛生的です。

よくある質問
Q:人工芝の下がカビている場合はどうする?
表面ではなく下側(防草シートや地面)にカビが生えている場合は、人工芝をめくって除去する必要があります。防草シートに広くカビが出ているなら、シートごと交換するのが確実です。正直なところ、ここまでの状態だと根本的な排水改善(下地の作り直し)が必要なケースも多いので、専門業者への相談を検討した方がいいかもしれません。
Q:苔はカビと違う?
苔(コケ)とカビは別の生物ですが、どちらも「湿気」「日陰」で発生しやすい点は共通しています。人工芝に苔が生える場合も、排水性の改善が根本的な対策です。除去方法もカビとほぼ同じ手順で対処できます。

まとめ
- 人工芝のカビは「排水対策」と「定期的な清掃」でほとんど予防できる
- 下地の排水性確保が最も重要な予防策
- 透水性の高い人工芝の選択・排水勾配・落ち葉の定期清掃を組み合わせるのが基本
- カビが出ても初期段階なら中性洗剤で除去可能
- 排水に不安がある場合はプロに相談するのも一つの手










