合宿免許を卒業しただけでは免許証は手に入らない。住民票所在地の運転免許試験場で本免試験(学科試験)に合格して、ようやく免許証が交付される。卒業証明書の有効期限は1年だが、知識が新鮮な卒業後1〜2週間以内に受験するのが最も合格率が高い。
受験タイミングと合格率
卒業からの期間が長くなるほど知識が薄れ、合格率は下がる。1〜2週間以内がベストだ。

| 受験タイミング | 知識の鮮度 | 合格率目安 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 1〜2週間以内 | ◎ | 80〜90% | ◎ |
| 1ヶ月以内 | ○ | 70〜80% | ○ |
| 3ヶ月以内 | △ | 60〜70% | △ |
| 半年〜1年 | ✗ | 50%以下 | ✗ |
卒業証明書の有効期限
合宿免許を卒業すると「卒業証明書」が発行される。この証明書には1年間の有効期限があり、期限を過ぎると技能試験の免除が無効になる。期限切れの場合、再度教習所に通うか一発試験を受け直す必要があるため、絶対に期限内に受験すること。
本免試験の流れ
- STEP1:住民票所在地の運転免許試験場に行く
- STEP2:書類の提出・適性試験(視力検査等)
- STEP3:学科試験を受験(95問、90分、90点以上で合格)
- STEP4:合格→写真撮影→免許証交付
- STEP5:不合格→後日再受験(卒業証明書の期限内であれば回数制限なし)
試験場によっては午前・午後の2部制になっていて、午前に合格すればその日のうちに免許証が交付される。午前の部は朝8時半〜9時に受付開始のところが多いので、15〜20分前には到着しておくのが安全だ。特に学生の春休みシーズンは受験者が多く、受付の列だけで時間がかかる。
本免試験は平日しか実施していない試験場がほとんどだ。まる1日空ける必要があるので、社会人は有給を1日確保しておくとスムーズ。卒業後すぐに試験日の段取りまで決めてしまうのがおすすめだ。
受験に必要な持ち物
- 卒業証明書:教習所が発行したもの
- 仮免許証
- 住民票:本籍記載あり・マイナンバー記載なしで取得すること
- 身分証明書(保険証など)
- 証明写真(試験場で撮影する場合もある)
- 受験料・交付手数料:受験料1,750円+試験車使用料1,550円+免許証交付手数料2,050円=合計約5,350円
住民票は「本籍記載あり・マイナンバー記載なし」がポイントだ。マイナンバーが記載されていると受理してもらえない試験場もあるので、取得時に窓口で指定しておくこと。
本免学科試験の勉強法
- 教習所の問題集を最低3周する:実際の出題傾向をもとに作られているので最も効率が良い
- ひっかけ問題を重点的に:「必ず」「絶対」「いかなる場合も」は要注意ワード。例外があるケースが多い
- イラスト問題は「かもしれない運転」で考える:最悪の事態を想定して解答するのが基本
- スマホアプリで隙間時間に復習:本免対策アプリで通勤中や寝る前に10問ずつ解く習慣をつけると効果的
合格ラインは90点以上。5人に1人は不合格になっている計算なので、卒業したからといって油断しないこと。間違えた問題だけノートに書き出して見返す方法が、弱点の可視化に最も効く。
不合格だった場合の対処法
不合格になっても卒業証明書の有効期限(1年)以内であれば何度でも再受験できる。
- 再受験可能日:不合格の翌日以降の平日(当日の再受験は不可)
- 再受験費用:試験手数料1,750円(交付手数料は合格時のみ)
- 持ち物:初回と同じ書類一式
- 回数制限:なし
試験直後に「どの問題で迷ったか」をメモしておくのが次回合格への近道だ。試験場では問題用紙を持ち帰れないので、記憶が新鮮なうちに書き出して教本で答え合わせをすること。
免許証交付後にやること
- 初心者マークの準備:免許取得から1年間は車の前後に貼る義務がある(違反すると反則金4,000円+違反点数1点)。マグネットタイプが主流だがアルミボディの車にはくっつかないので吸盤タイプを選ぶ
- 任意保険の加入:自賠責だけでは補償が不十分。初心者は事故リスクが高いので対人・対物無制限が鉄則
- 地元の道路で練習:合宿で技能は身についているが、地元の道路事情に慣れるための練習は必要。最初は交通量の少ない時間帯に走るのがおすすめ
- 免許証のコピーを取る:紛失時の再発行手続きがスムーズになる
- 卒業証明書の有効期限は1年。期限切れで技能試験免除が無効になり、再度教習所に通い直す必要がある
- 本免試験は平日のみ実施の試験場がほとんど。社会人は有給の確保が必要
- 住民票は「本籍記載あり・マイナンバー記載なし」で取得すること。マイナンバー記載ありだと受理されない場合がある
- 試験場の場所と交通ルートは前日に必ず確認。街なかから離れた場所にあることが多い
- 免許コンシェルジュで試験場の情報を事前に調べておくと安心

よくある質問
卒業証明書の期限が切れたらどうなる?
技能試験の免除が無効になる。再度教習所に通い直すか、運転免許試験場で技能試験(一発試験)を受け直す必要がある。一発試験の合格率は5%前後と極めて低いので、期限内の受験が絶対条件だ。
本免試験は何回落ちても受けられる?
卒業証明書の有効期限(1年)以内であれば回数制限なく何度でも再受験できる。ただし毎回受験料1,750円がかかるので、しっかり復習してから臨むこと。合格率は約70〜80%で、1回の不合格は珍しくない。
住民票と違う都道府県で受験できる?
できない。本免試験は住民票所在地の運転免許試験場でしか受験できない。合宿先の県で受けることはできないので、卒業後は住民票のある地元に戻ってから受験すること。引っ越し予定がある場合は、住民票を移してから受験するか、移す前に受験を済ませるか、どちらかを選ぶ必要がある。
まとめ|合宿免許卒業後の本免試験

- 卒業証明書の有効期限は1年。期限切れで技能試験免除が無効になる
- 卒業後1〜2週間以内の受験が最も合格率が高い
- 学科試験は95問・90分・90点以上で合格(合格率は約70〜80%)
- 住民票は「本籍記載あり・マイナンバー記載なし」で取得する
- 受験にかかる費用は合計約5,350円。平日のみ実施の試験場が大半













