チャイルドシートは6歳未満まで使う義務があるので、本来は長く使う道具だ。それでも、乳児用は1年で卒業する。結論から書くと、乳児用の1年なら長期レンタル、幼児用の数年なら購入が分かれ目だった。料金の組み立て方と購入価格を並べていく。
長期料金の考え方は2種類ある
| サービス | 長期料金の考え方 | 6ヶ月の例 |
|---|---|---|
| ダスキンかしてネッと | 3ヵ月以上で20〜40%OFF | パパットR 19,800円 |
| ホクソンベビー | 毎月同じ月額・自動延長 | ステディR129 20,400円 |
| ナイスベビー | 期間別の料金表 | クルットNT2 16,940円 |
| 愛育ベビー | 6ヵ月単位の表示 | グッドキャリー 8,400円 |
まとめて契約するか、延長するか
ダスキンかしてネッとは、まとめて契約したときに割引が効く。商品ページに「一度に3ヵ月以上の契約でレンタル料金20%~40%OFFになります。」とあり、エールベベ・パパットRは1ヵ月5,500円が6ヵ月19,800円になる。ただし「長期割引は、通常契約と延長契約の合算の期間には適用されません。」という条件が付く。
ホクソンベビーは逆の設計だ。「一部の商品に長期レンタルプランがございますが、基本的には毎月同じ価格(月額料金)ですので、短い期間で開始して、様子を見ながら延長していく方法がおすすめです。」としており、延長は「1ヵ月単位の自動延長となっております。延長の連絡は不要です。返却をご希望の場合のみご連絡ください。」という運用になっている。
・使う期間が読めている(里帰り・乳児期だけ) → まとめ契約で割引が効く社
・いつまで使うか分からない → 月額固定で延長できる社
・途中で返す可能性がある → 早期返却の返金規定を確認
1年借りるといくらか
ホクソンベビーのジョイー ステディ R129は月額3,400円(税込)で6ヶ月20,400円。毎月同額なので、1年なら40,800円という計算になる。おまかせカーシートは月額2,300円(税込)なので、1年で27,600円だ。
ここに送料が加わる。愛育ベビーの送料表では、自社集配区域外の往復送料が普通サイズで関東2,500円・九州3,400円(税込)という水準だった。
購入価格と比べる
購入側の数字も見ておきたい。ナイスベビーの販売カテゴリでは、コンビのクルムーヴ ロング R129 エッグショックやアップリカのフラディア プラスといった機種が並ぶ。同社の商品ページでは、ジョイーのアイ・スナグ2についてメーカー希望小売価格49,060円、アップリカのキャリーコット&カーベッドについてメーカー希望小売価格75,900円と表示されている。
ステディR129を1年借りて40,800円、アイ・スナグ2の定価が49,060円。1年を超えると購入が視野に入るという関係だ。ただし乳児用は使用期間が短い。アイ・スナグ2は身長40cmから75cm・体重2.5kgから13kg、キャリーコット&カーベッドは新生児から12ヵ月頃までと表示されており、1年前後で卒業する。
長く使うなら基準も確認する
数年使う想定なら、安全基準の新しさも判断材料になる。横浜市は「すでにお持ちの旧基準(自マーク)のチャイルドシートに対して法的な規制はありませんが、現行の基準をクリアしたチャイルドシートは、より高い安全性能の評価が満たされたものになります。」としている。長期で借りるなら、R129適合の表示がある商品を選んでおきたい。
ホクソンベビーのステディ R129は、後向きが身長40〜105cm・体重2.5kg以上18kg以下、前向きが身長76〜105cm・15ヶ月から4歳頃という表示で、新生児から4歳頃まで1台で通せる。長期で借りるなら、こうした長く使える機種のほうが乗り換えの手間がない。
1台で長く使える機種を選ぶ
長期で借りるなら、乗り換えの回数を減らせる機種が有利になる。愛育ベビーはチャイルドシートを7つの区分で整理しており、そのうち「レンタル15ヵ月からのチャイルドシート 身長:76cmかつ月齢15カ月以上~ およそ11才頃まで」という区分がある。15ヶ月から11歳頃まで1台で通せる想定だ。
同社の該当機種はアップリカのリライド R129が6ヵ月19,400円、リーマンのフィーカ・エボルブR129が6ヵ月18,400円、コンビのジョイトリップエアースルーが6ヵ月9,300円という価格帯だった。長く使うほど、乗り換えのたびに発生する送料と手間が効いてくる。
基準の移行も長期では効いてくる
数年単位で借りるなら、途中で基準が変わる可能性も頭に入れておきたい。愛育ベビーは基準の解説ページで「日本のチャイルドシート基準は、国連欧州経済委員会(United Nations Economic Commission for Europe)が決めた安全基準を採用しているということです。」と説明し、R44とR129の違いを比較表にまとめている。
同社の整理によれば、R44は子供の体重に基づく分類で装着方法がシートベルトまたはISOFIX、R129は身長に基づく分類でISOFIXのみ、衝撃試験もR129は側面が加わるという違いがある。長く借りるなら、R129適合の表示がある機種を選んでおくほうが、途中で乗り換える理由が減る。
よくある質問
チャイルドシートを1年レンタルするといくらですか?
月額固定の社なら単純計算できる。ホクソンベビーのステディ R129は月額3,400円(税込)なので1年で40,800円、おまかせカーシートは月額2,300円(税込)で1年27,600円になる。ここに送料が加わる。
長期なら買ったほうが安いですか?
1年を超えると購入が視野に入る。ただし乳児用は使用期間が1年前後で終わるため、レンタルの優位が残る。アップリカのキャリーコット&カーベッドは新生児から12ヵ月頃までと表示されており、希望小売価格は75,900円だった。
途中で返したら返金されますか?
社による。ホクソンベビーは「早期返却による差額返金等はございません。」としている。長めに契約して早く返す使い方は返金につながらないので、期間の見込みを立ててから契約したい。
まとめ
チャイルドシートの長期レンタルは、まとめて契約して割引を取る社と、月額固定で延長していく社に分かれる。使う期間が読めているなら前者、読めないなら後者だ。1年を超えると購入が視野に入るが、乳児用は1年前後で卒業するのでレンタルの優位が残る。











