新生児用チャイルドシートとISOFIX|レンタルの選び方

新生児用チャイルドシートとISOFIX|レンタルの選び方

新生児から使うチャイルドシートは、後ろ向きに設置する。取り付けはシートベルト固定かISOFIXか。結論から書くと、2012年7月以降の乗用車ならISOFIXが選べ、取り付けの誤りが減る。新基準R129では前向きに変えられる時期も明確に決められている。

新生児期のタイプと取り付け方式

区分 対象の目安 向き
乳児用(ベビーシート) 体重10kg未満・身長70cm以下・新生児〜1歳くらい 後ろ向き
幼児用(チャイルドシート) 体重9〜18kg・身長65〜100cm以下・1〜4歳くらい 前向き
学童用(ジュニアシート) 身長150cm以下・4〜12歳くらい 前向き

区分は国土交通省の自動車総合安全情報による。同ページは乳児用について「乳児期は首が据わっていないため、寝かせるタイプになっています」と説明し、後ろ向きの「シートタイプ」と横向きの「ベッドタイプ」があるとしている。

助手席には絶対に付けない

新生児用でいちばん危険なのが取り付け位置だ。国土交通省は「特に助手席にエアバッグが装備されている場合に助手席に後ろ向きチャイルドシートを取り付けることは、きわめて危険ですので絶対にやめましょう。」としている。後部座席への設置が原則になる。

ISOFIXは2012年7月以降の車なら使える

横浜市の解説では「2012年7月以降新たに販売されている乗用車(乗車定員10人未満)には、ISO-FIXチャイルドシート対応の共通取付具が装備されています。」とされている。ISOFIXは車のシートに直接コネクタを差し込む方式で、シートベルトを回す必要がない。

JAFはISOFIXについて、シートベルトによる取り付けが複雑なため固定できていない例が多かったことを背景に普及したと説明している。取り付けの誤りが減る点が最大の利点だ。

ISOFIX対応でも車種の確認は必要
国土交通省は「汎用型(ユニバーサル型)のチャイルドシートであっても、すべてのチャイルドシートが全ての自動車に取り付けられるわけではありません。」としている。レンタルでも、借りる前に車種別チャイルドシート適合表で確認したい。

R129では前向きにできる時期が決まっている

新基準R129は身長を基準にしている。JAFは「新規則R129では、体重ではなく身長に合わせたもの(身長76cm以上)とし、更に明確な区切りをもうけるため、月齢15ヶ月を超えるまで前向きタイプの使用を禁止とした。」と説明している。旧基準では体重9kg未満が後ろ向きの目安で、前向きに切り替える月齢の目安は12ヶ月頃だった。

レンタル品でもこの違いは表示に出る。ナイスベビーが扱うジョイーのアイ・スナグ2は商品名にR129適合とあり、対象は身長40cmから75cm・体重2.5kgから13kgと身長を軸に書かれている。一方でエールベベ クルットNT2は新生児から4歳頃という年齢の表記だ。

新生児用のレンタル料金

ナイスベビーのベビーシートのレンタル一覧には、ジョイーのアイ・スナグ2やサイベックスのエイトンS2などR129適合の商品が並ぶ。アイ・スナグ2は2週間7,920円・1ヵ月9,130円・6ヵ月14,520円で、メーカー希望小売価格は49,060円という設定だった。

アップリカのキャリーコット&カーベッドは2週間11,550円・6ヵ月18,150円、希望小売価格75,900円で、対象は新生児から12ヵ月頃まで。使用期間が1年で終わるタイプなので、購入との差が出やすい。

身長で書かれているかどうかで基準が分かる

商品ページの表示を見ると、その製品がどちらの基準かがおおむね判別できる。ホクソンベビーのジョイー ステディ R129は、後向きが身長40〜105cm・体重2.5kg以上18kg以下、前向きが身長76〜105cm(15ヶ月〜4歳頃)と、身長を軸に書かれている。同社のベビーシート アイ・スナグ2は身長40〜75cm・2.5kg以上だ。

一方でおまかせカーシート(1歳頃まで用)は新生児〜1歳頃まで(10kg以下)と体重で書かれている。身長が主で書かれていればR129、体重だけならR44の可能性が高いという読み方ができる。

ISOFIXでも車との適合確認は必要

ISOFIXは誤った取り付けを減らすが、どの車にも付くわけではない。愛育ベビーは「国内で売られているISOFIX固定タイプの主な機種は、準汎用型(Semi-universal)ですので、クルマとの適合を必ず確認する必要があります。」としている。

さらに重量の問題もある。同社は「また、国内で売られているISOFIX固定タイプは、回転シートタイプが主となっており、重量が重く(10kg超)取付け取り外しの負担が大きなものとなっています。」と書いている。実家の車と自宅の車で付け替える予定があるなら、この重さは無視できない。

新生児用を借りる前の確認事項
・車がISOFIX対応か(2012年7月以降の乗用車なら装備)
・後部座席の奥行き(40cm未満だと不安定になりやすい)
・付け替えの予定があるか(ISOFIXの回転式は10kg超になる)
・商品ページの対象が身長で書かれているか体重で書かれているか

よくある質問

新生児用チャイルドシートはレンタルできますか?

できる。ナイスベビーのベビーシートのレンタル一覧にジョイーやサイベックス、アップリカの新生児対応品が並んでいる。使用期間が1年前後で終わるタイプなので、レンタルの差額が大きいカテゴリだ。

ISOFIXとシートベルト固定はどちらがよいですか?

車が対応しているならISOFIXのほうが取り付けの誤りが減る。横浜市は「2012年7月以降新たに販売されている乗用車(乗車定員10人未満)には、ISO-FIXチャイルドシート対応の共通取付具が装備されています。」としている。古い車ならシートベルト固定式を選ぶ。

いつから前向きにしてよいですか?

製品の基準による。R129適合品はJAFの説明で「新規則R129では、体重ではなく身長に合わせたもの(身長76cm以上)とし、更に明確な区切りをもうけるため、月齢15ヶ月を超えるまで前向きタイプの使用を禁止とした。」とされている。借りた製品の取扱説明書の指示に従いたい。

まとめ

新生児用チャイルドシートは後ろ向きが原則で、助手席への設置は避ける。2012年7月以降の乗用車ならISOFIXが選べ、取り付けの誤りが減る。R129適合品は身長76cm以上かつ月齢15ヶ月を超えるまで前向きにできない。使用期間が1年前後で終わるので、レンタルの差額が出やすいカテゴリだ。

使う期間が最初から決まっている道具は、借りるほうが計算しやすい

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