スーツケースレンタル6社を比較|料金と条件で選ぶ

スーツケースレンタル6社を比較|料金と条件で選ぶ

スーツケースレンタルは、料金表だけを見ても比べられません。レンタル期間の数え方が社ごとに違い、同じ「3泊4日」でも実際に手元にある日数が変わるからです。先に住み分けだけ書いておくと、送料無料エリアならククレンタル(Mサイズ7日間まで4,620円)、それ以外の地域や機種を選びたいならアールワイレンタル、借りる機種がもう決まっているならブランド専門店という並びになります。エース直営レンタルマイレンタルククレンタルなど、公式サイトで確認した6社の条件を順に並べていきます。

6社の早見表

サービス 期間の起算 送料 破損時
アールワイレンタル 到着日〜発送日 全国往復無料(沖縄・離島は別途) 損害保険加入・使用中の破損は無償
レンティオ 返送日24時までに発送で完了 往480円・返却無料 過失なし無償/過失ありは破損1件あたり2,000円上限
ククレンタル 利用開始日〜回収日 関東・中部などは無料、他地域は往復220〜880円 過失がなければ修理代・弁償金なし
マイレンタル 自宅を出る日〜自宅に戻る日 往復2,640〜3,520円(予約時に加算) 過失がなければ修理代・弁償金なし
エース直営レンタル お届け日〜運送業者に手渡した日 往復無料(北海道・沖縄・離島は別途) 無償保証(故意・不適切使用を除く)
JALエービーシー
※在庫入れ替えのため申込を一時休止中
利用開始日〜集荷日
お届けは2日前・その分は無料
往復送料はレンタル料金に含む 任意の安心補償500円/個

表の出典:アールワイレンタルレンティオククレンタルマイレンタル(配送料表)エース直営レンタルJALエービーシー(2026年8月時点)

送料の欄を見ると、マイレンタルだけ桁が違います。往復2,640〜3,520円で、レンティオの480円の5〜7倍。同社は準備期間5日間を無料にする代わりに送料を取る建て付けなので、総額で見ないと判断を誤ります。

期間の数え方が最も割れる

同じ日数を借りても、どの日から料金が発生するかは社ごとに違います。アールワイレンタルは「レンタル開始日とは商品がお手元に到着する日」としており、届いた日から数える方式です。エース直営レンタルも「レンタル期間は、お客様の指定したお届け日から、レンタル商品が運送業者等に手渡された日までとなります。(弊社への到着日ではございません)」と、お届け日を起算にしています。

これに対してマイレンタルは、荷造りの日を料金に含めません。「レンタルされた商品がご自宅(お届け先のご住所)から出発する日」を利用開始日と定義し、「この3日+2日の 計5日間 はお客様と当社の準備期間として、レンタル料は頂いておりません。」と説明しています。ククレンタルも「お届け日からご利用開始日までの最長3日間は、レンタル料金に含まれず、無料でサービスさせて頂いております。」と同じ方向の設計です。JALエービーシーも「「ご利用開始日」から運送業者がスーツケースを集荷に伺う日までがレンタル期間となります」とし、「ご利用開始日の2日前がお届け日になります」としているので、荷造りの2日は料金に入りません。

総額をそろえてから比べる
比較するときは「表示料金+往復送料+準備日が有料か無料か」の3点をそろえてください。アールワイレンタルの最低価格保証も、他社比較の条件として送料や損害補償代金を含んだ価格を対象としていて、「損害補償に加入していない企業の場合は対象外とする。」と明記されています。もう一つ、「期間限定等のキャンペーン料金での予約を条件にした割引料金の場合、対象外とする。」という条項もあります。レンティオが8月末まで500円OFFを実施していますが、その額を持って行っても最低価格保証は使えない、ということです。

料金の実額

Mサイズ3泊4日で見ると、レンティオグランプラス クイック60Lがワンタイムプラン3泊4日で5,200円、バーマスのフロントオープンが5,480円、サムソナイト ミンター61が6,180円(いずれも税込・通常額)。ここに配送手数料480円が加わります。なお同社は2026年8月31日まで対象品のワンタイムプランを500円OFFとしており、その期間はいずれも500円下がります。なお同じ商品ページには月額制の2,200円も並んでいるので、どちらのプランの金額かを確かめてくださいアールワイレンタルは日数で刻む方式です。サムソナイト コスモライト68LはWeb予約価格で2日間4,230円、3日間4,455円、4日間4,680円、5日間4,905円(税込)。3泊4日で揃えるなら4,680円で、送料は往復無料です。なお同社は到着日から起算するため、前日に受け取って帰宅の翌日に返すなら5日間4,905円になります。

ククレンタルは日割りではなく期間料金制です。他社と同じMサイズで見ると、シェルポッドHZ-700が7日間まで4,620円、15日間まで5,170円、30日間まで6,545円(税込)。機内持ち込みサイズのSSなら7日間まで3,960円です。エース直営レンタルはプロテカ ストラタムのSサイズが3日間5,700円、7日間6,800円、14日間8,500円(税込)でした。

第三者の評価とレビュー

規約と料金だけでは決めきれないので、評判や口コミといった外部の評価も見ておきます。大手だから安心とも限らないので、実際の数字で確かめます。比較メディアのマイベストが2026年7月に6社を検証したランキングでは、総合スコアがアールワイレンタル4.68、ククレンタル4.63、レンティオ4.21、ACEレンタル3.93、スーツケースレンタル屋さん3.77、マイレンタル3.41でした。上位2社は、この記事で料金が拮抗した2社と一致します。

実際に借りた人の評価としては、アールワイレンタルのYahoo!ショッピング店が総合4.78(302件)で、星5が252件と高評価に偏っています。ただし指名で調べるなら低評価のほうが役に立ちます。星3には「梱包、発送、店舗さんの対応ともに悪くはなかったのですが、色の希望を聞くのであればどこかの時点で連絡するか若しくは色はお任せにしてもらえれば良かった気がします。」、星2には「商品は、少し傷があり、若干回転して転がるような感じでしたが使用には大きな問題はありませんでした。」という声がありました。

つまり、色の希望が通らないことがあり、届く現物は新品ではありません。これはアールワイレンタルに限らずレンタル全般の前提で、そこを許容できるかが最初の分かれ目になります。

総合レンタルより専門店が安いことがある

ここまでは6社とも総合的にスーツケースを扱う会社ですが、ブランドや機種を絞った専門店もあります。借りるものが決まっているなら、こちらのほうが安く済む場合があります。

専門店 扱い 料金と条件
PISTA リモワ専門(11点) サルサ51/52/61Lの4輪が2日間4,290円・往復送料込み
スーツケースレンタル屋さん サムソナイト・エース中心 M(41〜70L)1泊2日4,480円・往復送料無料。秋葉原の店頭受取で1,500円引き
ラッキーラゲッジ コスモライト専門 M3日2,600円・7日3,400円。返却送料は利用者負担
セルフレンタルスーツケース 店頭受け取り特化(都内3店) 大人用5,000円〜。渋谷店は24時間受け取り可能・宅配なし

表の出典:各社公式サイト(2026年8月時点・税込)

効き方はそれぞれ違います。リモワを指名するならPISTAが2日間4,290円で、アールワイレンタルのリモワMサイズ6,300円と約2,000円の差。日中に宅配を受け取れないなら、渋谷で24時間受け取れるセルフレンタルスーツケースが実質的な答えになります。

いちばん差が出るのはサムソナイトのコスモライトです。上の比較でアールワイレンタルが4,680円だった同じ機種が、ラッキーラゲッジなら3日2,600円スーツケースレンタル屋さんなら3泊4日5,280円で、秋葉原の店頭で受け取れば1,500円引き、返却も店頭にすればさらに1,000円引き。両方使えれば2,780円という計算です(併用の可否は注文時に確認してください)。ただしラッキーラゲッジは返却送料が自己負担なので、往復送料込みの社と単純には引き算できません。都内に出られるかどうか、返却の手間を許容できるかで実額が変わります。

逆に、機種をこれから選びたい・比べたいという段階なら、在庫数で総合レンタルに分があります。専門店は選択肢が11点前後と少ないためです。

選び方の順番

まず日数が確定しているかを考えます。確定していれば、日数で刻めるアールワイレンタルとエース直営レンタル、泊数で決まるレンティオのいずれかになります。同じ3泊4日で揃えると、次のようになりました。

サービス(機種) 必要なプラン 送料込みの総額
ククレンタル(シェルポッドHZ-700 M) 7日間まで一律 4,620円
首都圏・関東・南東北・北信越・中部は送料無料
アールワイレンタル(コスモライト68L) 4日間 4,680円
全国往復無料
レンティオ(グランプラス60L) 3泊4日 5,680円
5,200円+配送手数料480円。8/31までの割引適用中は5,180円
エース直営レンタル(ストラタムS 64L) 5日間 6,200円
3日プランでは足りない

ククレンタルとアールワイレンタルの差は60円しかないので、ククレンタルの送料が乗るかどうかで順位が入れ替わります。同社の配送料は3段階です。

  • 首都圏・関東・南東北・北信越・中部(送料無料)…ククレンタル4,620円が最安。しかも7日間まで一律なので、3泊4日どころか1週間使えます
  • 北東北・関西(往復220円)…ククレンタル4,840円となり、アールワイレンタルの4,680円が下回ります
  • 北海道・中国・四国・九州(往復880円)…ククレンタル5,500円で、アールワイレンタルとの差が820円に開きます

つまりククレンタルが安いのは送料無料エリアだけで、220円が乗る関西でもアールワイレンタルに逆転されます。沖縄はククレンタルがサービス対象外です。

エースが1段上がるのは、プランが3日・5日・7日……と飛び飛びで、4日ぴったりの選択肢がないためです。

帰国日が動く可能性があるなら、期間内なら一律というククレンタルのほうが読みやすいでしょう。ブランドを指名したい場合は、取扱数の多いアールワイレンタルになります。なお、JALエービーシーは2025年9月26日付で「現在、在庫入れ替えの為、お申し込みを一時休止しております。」と告知しているため、現時点では候補から外れます。

私自身はスーツケースを持っているのですが、使うのは年に1〜2回です。今回6社の条件を並べてみて、この頻度なら最初から借りていたほうが安く済んだかもしれない、と正直思いました。

よくある質問

結局どこが一番安いですか?

日数と地域で入れ替わります。Mサイズを3泊4日で借りる場合、ククレンタルの送料無料エリア(首都圏・関東・南東北・北信越・中部)なら同社の4,620円が最安です。ただし送料が220円乗る北東北・関西でも4,840円となり、アールワイレンタルの4,680円に逆転されます。借りる機種が決まっているなら専門店のほうが安く、コスモライトは都内の店頭受け取りで2,780円まで下がりました。おすすめの1社を決め打ちするより、送料込みの総額を自分の住所で出してから比べてみてください。

複数社に同時に申し込んでもいいですか?

キャンセル料の起算が社ごとに違うので、あまりお勧めしません。アールワイレンタルは5日前まで無料、4日前から30%、前日と当日は100%です。ククレンタルはお届けの3日前までは無料、2日前から前日はレンタル料金(追加配送料を含む)の50%、お届け日以降は全額です。エース直営レンタルは「出荷前のキャンセルは無償で承っております。発送後は1本につき3,000円、お届け以降は100%をお支払いいただきます。」としていて、届いてしまうと全額です。押さえるつもりが手数料になります。

ブランド品を借りると壊したときが怖いのですが?

各社とも通常使用の範囲なら負担なしとしています。レンティオは過失があっても「落下など、お客様の過失による破損の場合は賠償費用として、都度2,000円を上限とした金額を申し受けます。」としていて、契約全体ではなく破損1件あたりの上限です。ただし紛失・盗難は別扱いで、アールワイレンタルは商品代金を請求、レンティオは販売金額の100%を上限とする支払いが必要としています。

まとめ

3泊4日の総額で並べると、ククレンタルの送料無料エリアなら同社が4,620円で最も安く、送料が乗る地域ならアールワイレンタルの4,680円。機種が決まっているなら専門店のほうが下がることもあり、コスモライトなら都内の店頭受け取りで2,780円まで落ちます。第三者評価でも上位はアールワイレンタルとククレンタルで、料金の結論と一致しました。

もうひとつ覚えておきたいのが期間の起算日です。届いた日から数える社と、家を出る日から数える社では、同じ表示料金でも実際に使える余裕が変わります。総額を出すときは、この日数の差も一緒に見てください。

送料と期間の数え方まで入れて総額を出すと、表示料金の順位が入れ替わることがあります