不用品回収を相模原市で|値上げ前に出すか業者か

不用品回収を相模原市で|値上げ前に出すか業者か

相模原市で不用品を処分するなら、2026年のうちに動くかどうかで金額が変わる。市は令和9年1月1日から一般廃棄物処理手数料を改定すると告知しており、粗大ごみの戸別収集は400円が430円に、スプリング付きベッドマットレスは3,600円が4,600円になる。結論から書くと、相模原の判断軸は改定前に申し込めるか予約不要の直接搬入を使えるかの2つだ。町田市との市境に住んでいる人が混同しやすい点も後半で整理する。

項目現行(令和8年12月31日までの申込分)令和9年1月1日から
粗大ごみ戸別収集400円/800円/1,600円/2,400円/3,600円430円/860円/1,720円/2,580円/4,600円
直接搬入10キログラムにつき240円10キログラムにつき270円
家電4品目(戸別収集)1台3,200円1台4,100円
家電4品目(直接搬入)1台2,000円1台2,600円

※家電4品目は別途家電リサイクル券が必要。出典は相模原市・令和9年1月1日から一般廃棄物処理手数料を改定します(2026年7月時点で確認)。粗大ごみと家電4品目の戸別収集は、令和9年1月1日以降の申し込み分から改定後の金額になる。

相模原市の粗大ごみは「30センチ・50センチ」で線が引かれる

相模原市の粗大ごみは、大きさの目安として「大きさの目安は、電気製品は30センチメートル以上、それ以外のものは50センチメートル以上のものです。」と定められている。電気製品だけ基準が小さいのが特徴で、しかも材質や形状によっては小さくても粗大ごみになるものがある。アイロン、布団、ガステーブル、ストーブ類は大きさに関わらず粗大ごみだ。

申込みは電話(042-774-9933/月〜金の午前8時から午後6時)、インターネット(24時間)、はがきの3経路。インターネットからは10点まで申し込める。市は「電話、インターネット、はがきによる、事前申し込み制(有料)です。お申し込みのない粗大ごみは収集しませんので、ご注意ください。」としている。

シールの買い方も覚えておきたい。市は「「粗大ごみ収集シール」は400円の1種類です。手数料は400円から3,600円になりますので、手数料分の枚数のシールを購入してください。」と案内している。1,600円なら4枚、家電4品目なら8枚だ。収集日当日の午前8時30分までに、自宅敷地内の建物の外の道路際へ出す。混雑時は収集日が1か月以上先になることもある。

予約不要で持ち込める。ここが相模原の強み

相模原市は「粗大ごみを自分で直接、車で持ち込むことができます。(予約不要)」としている。近年は持ち込みを予約制にする自治体が増えているなかで、予約なしで運べるのは大きい。受付は月曜から土曜(12月31日から1月3日を除く)の午前9時から午後4時まで、料金は10キログラムにつき240円だ。スプリング付きベッドマットレスは1個につき2,900円が加算される。

施設所在地・電話備考
北部粗大ごみ受入施設緑区下九沢2083-1/042-775-5333家具のリユース希望に対応
南部粗大ごみ受入施設南区麻溝台1524-1/042-767-5305家具のリユース希望に対応
津久井クリーンセンター緑区青山3385-2/042-784-2711持ち込んだ家具はリユース対象外

まだ使える家具を手放すなら、北部か南部の受入施設に持ち込めばリユースに回してもらえる。津久井クリーンセンターに持ち込んだ家具はリユースの対象外なので、同じ緑区でもどちらへ運ぶかで扱いが変わる。

もうひとつ、市は収集を頼む場合の解体の目安として、清掃車の投入口(縦70センチメートル×横130センチメートル程度)に入る大きさにするよう案内している。壊せない家具は、その時点で持ち込みか業者依頼の話になる。

旧津久井郡の4町と合併した市で、施設の使い分けが残っている

相模原市は「相模原市は、平成18年3月20日に津久井町・相模湖町と、平成19年3月11日に城山町・藤野町と合併しました。」としており、その後平成22年4月1日に政令指定都市へ移行して緑区・中央区・南区の3区になった。神奈川県の県庁所在地は横浜市なので、相模原は県庁所在地ではない政令市ということになる。

合併の名残は、ごみの現場にも残っている。収集の所管は橋本台環境事業所(緑区橋本台)、麻溝台環境事業所(南区麻溝台)、津久井クリーンセンター(緑区青山)の3か所に分かれ、地域によって窓口が違う。津久井クリーンセンターは受付時間の区切り方も他の2施設と異なり、家具のリユース対象外という差もある。相模湖や藤野に住んでいるなら、市の一般的な案内を読む前に自分の所管がどこかを確かめたい。

相模原市には家庭向けの許可業者一覧が別にある

ここが実用的なところだ。相模原市は事業系の許可業者一覧とは別に、家庭系臨時ごみ収集運搬業者一覧を公開している。遺品整理などで一時的かつ多量に発生する家庭系ごみが対象で、令和8年4月10日の更新時点で41社が掲載されている。

掲載の内訳を見ると、市内が緑区8社・中央区12社・南区10社の計30社、市外が11社。市外の内訳には厚木市、座間市、藤沢市、愛川町に加えて、東京都町田市が2社、八王子市が4社入っている。市境をまたいだ隣接自治体の業者が相模原市の許可を取っている、ということだ。事業系の一般廃棄物収集運搬業者表(令和8年4月1日現在で80社)にも町田市の業者が載っている。

⚠️ 産廃許可も古物商許可も、家庭ごみの回収根拠にはならない
相模原市は違法な不用品回収業者について、トラック型・拠点型・チラシ型・ウェブ宣伝型の4類型を挙げ、いずれも市は認めていないとしている。そのうえで「許可なく、家庭の不用品を収集運搬した場合、一般廃棄物収集運搬業及び処分業の無許可営業(廃棄物の処理及び清掃に関する法律第7条第1項及び第6項の違反)に該当し、5年以下の拘禁刑、もしくは1,000万円以下の罰金又はその両方が科せられます(法人に対しては3億円以下の罰金)。」と明記している。ウェブサイトに産業廃棄物処理業の許可番号や古物商の番号が並んでいても、家庭ごみを回収できる根拠にはならない。契約トラブルの相談先は消費者ホットライン「188」。

許可の種類の見分け方と、業者を比べるときの順序は別記事にまとめている。

町田市と相模原市は別の制度。境界に住むなら要確認

相模原市の北東側は東京都町田市と接していて、生活圏としては地続きだ。だがごみの制度は完全に別になる。

項目相模原市町田市
粗大ごみの定義電気製品30cm以上、それ以外50cm以上指定収集袋に入らないもの、または重さが10kgを超えるもの
受付042-774-9933(月〜金8時〜18時)042-797-1651(月〜土8時30分〜17時)
処理券粗大ごみ収集シール400円の1種類粗大ごみ処理券400円券1種類

券がどちらも400円1種類なので余計に紛らわしいが、町田市の粗大ごみは「粗大ごみとは、指定収集袋に入らないもの、または重さが10キログラムを超えるものです。」と重さでも定義されている。町田市の受付と収集は委託業者のまちだエコライフ推進公社が行っており、市も予約が混み合っていると案内している。町田市のシールを相模原市で使うことはできないし、その逆も同じだ。

よくある質問

相模原市の粗大ごみ手数料はいつ変わりますか?

令和9年1月1日からだ。粗大ごみの戸別収集は400円・800円・1,600円・2,400円・3,600円が、430円・860円・1,720円・2,580円・4,600円(スプリング付きベッドマットレス)に改定される。直接搬入は10キログラムにつき240円が270円、家電4品目は戸別収集が3,200円から4,100円、直接搬入が2,000円から2,600円になる。粗大ごみと家電4品目の戸別収集は令和9年1月1日以降の申し込み分から改定後の金額になるため、令和8年12月31日までに申し込めば現行額で済む。

相模原市で粗大ごみを持ち込むのに予約は必要ですか?

不要だ。相模原市は粗大ごみを自分で直接、車で持ち込むことができるとしており、予約不要と明記している。受付は北部粗大ごみ受入施設(緑区下九沢)、南部粗大ごみ受入施設(南区麻溝台)、津久井クリーンセンター(緑区青山)で、月曜から土曜の午前9時から午後4時まで。料金は10キログラムにつき240円で、スプリング付きベッドマットレスは1個につき2,900円が加算される。市外のごみは持ち込めない。

町田市の業者に相模原市の不用品回収を頼めますか?

相模原市の許可を持っていれば頼める。相模原市が公開している家庭系臨時ごみ収集運搬業者一覧(令和8年4月10日更新・41社)には、市内30社のほかに市外の業者が11社載っており、そのなかに東京都町田市の業者が2社、八王子市の業者が4社含まれている。逆に言えば、町田市に事務所があるというだけでは相模原市の家庭ごみを回収できない。依頼前にこの一覧に名前があるかを確かめるのが確実だ。

家庭向けの許可業者一覧を別に出している市は珍しい。41社という数字が出ているだけで、探し方がまるで変わる。

まとめ

相模原市の粗大ごみは、電気製品30センチメートル以上・それ以外50センチメートル以上が目安。収集シールは400円の1種類で、手数料は400円から3,600円。ただし令和9年1月1日から改定され、スプリング付きベッドマットレスは4,600円になる。令和8年12月31日までに申し込めば現行額だ。

持ち込みは予約不要で10キログラムにつき240円。北部・南部の受入施設ならリユースにも回してもらえる。業者に頼むなら、市が公開している家庭系臨時ごみ収集運搬業者一覧(41社)で名前を確かめること。町田市の業者も2社載っているが、町田市に事務所があるだけでは相模原市の家庭ごみは回収できない。市境をまたぐ地域だからこそ、どちらの市の許可なのかを見る価値がある。

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