ハワイ、韓国、台湾、グアム。子連れの海外旅行でベビーカーをどうするかは、出発前にいちばん悩む荷物のひとつだ。結論から書くと、日本の宅配レンタルは海外へ配送していない。国内で借りて持って行くか、現地で調達するかの二択になる。
海外旅行での選択肢
| 方法 | 可否 | 備考 |
|---|---|---|
| 日本のレンタル会社から現地へ配送 | 不可 | 海外発送を行わないと明記する社がある |
| 国内で借りて持って行く | 可 | 破損時の扱いを規約で要確認 |
| 空港カウンターで受け取る | 社による | 出発5日前までの申込が必要な社がある |
| 現地で調達する | 可 | 滞在先の貸出の有無を事前確認 |
日本のレンタル会社は海外に送らない
ベビレンタは配送できない場所として空港・沖縄・離島・海外を挙げており、「沖縄・離島をのぞくどこでも配送いたします。」という案内も国内が前提になっている。ナイスベビーも「沖縄県・離島へのレンタル商品の配送はお受け出来ません。」としており、佐川急便の配送エリアは国内で区分されている。
つまり「現地に送っておく」という選択肢は最初から存在しない。日本国内の自宅で受け取り、荷物として持って行くことになる。
レンタル品を国外へ持ち出す場合、破損・紛失時の扱いや、返却が遅れたときの取り扱いが問題になる。各社の利用規約と補償の範囲を事前に確認し、不明なら問い合わせておきたい。国内利用を前提にした規約になっている場合がある。
持って行くなら軽量B型
飛行機に持ち込むなら、軽さと畳んだときの大きさが決め手になる。サイベックスのリベルは「一人すわりができる生後6ヵ月から4歳頃まで(体重22kgまで)」で、レンタルは2週間6,710円。ピジョンのビングルは「生後7ヵ月から36ヵ月まで(体重15kg以下)」で2週間5,500円だった。
ナイスベビーにはB型ベビーカーのレンタル一覧があり、旅行向けのコンパクトモデルが集められたカテゴリも用意されている。自宅で使っているA型を持って行くより、旅行の期間だけ軽いものを借りるほうが移動は楽になる。
機内持ち込みと預け入れは航空会社の規定で決まる
ベビーカーを機内に持ち込めるか、搭乗口まで使えるか、無料で預けられるかは、利用する航空会社と路線ごとの規定による。ここは各社の公式案内を確認するしかない。畳んだときのサイズが機内持ち込みの規定内に収まるかどうかは、借りる機種を決める前に調べておきたい。
預け入れになる場合、荷物として扱われるぶん傷がつくおそれがある。レンタル品では、この破損がどう扱われるかが問題になる。ナイスベビーは「日常使いのキズやシミはナイスベビーが無償カバー。」としているが、これは日常使いを前提にした表現だ。海外への持ち出しが対象になるかは事前に確認したい。
現地調達という手もある
滞在先によっては、現地のホテルやレンタル業者にベビーカーの貸出がある。日本から運ぶ手間と、現地で借りる手配の手間を比べて決めることになる。滞在が長いほど現地調達の価値が上がり、乗り継ぎが多いほど「軽いものを持って行く」が効いてくる。
いずれにせよ、日本の宅配レンタルを海外の滞在先に届けてもらう方法はない。ここを前提にして計画を立てたい。
海外発送は明確に断られている
「一応聞いてみれば送ってもらえるのでは」と思うかもしれないが、規定として明記している社がある。愛育ベビーは送料の案内のなかで「※海外への発送は行っておりません。」と書いている。同社はさらに「沖縄及び島嶼部につきましては、大型・中型商品は、送料が高額となるためご利用いただけません。」としており、国内でも配送の限界がある。
ベビレンタの配送できない地域にも海外が挙げられている。日本のベビー用品レンタルは国内向けのサービスと考えて計画を立てるのが確実だ。
空港での受け取りができる社がある
宅配レンタルは空港受け取り不可の社が多いが、例外もある。愛育ベビーはチャイルドシートについて空港カウンター経由の受け渡しサービスを案内しており、「お申込みは、ご出発の5日前までにお願いします。尚、該当チャイルドシートに在庫が無い場合は、ご手配いたしかねますのでご了承ください。」としている。対象空港と往復の宅配料金も成田国際空港・羽田空港(国際線ターミナル)往復送料6,300円(税込)、関西国際空港6,390円、中部国際空港6,500円と公開されている。
これはチャイルドシート向けのサービスだが、空港受け渡しという仕組み自体が存在することは知っておいてよい。ベビーカーで同様の手配ができるかは、利用したい社に個別に確認することになる。
現地で使うなら基準にも注意
渡航先で自動車に乗るなら、チャイルドシートの基準が国によって違う点も関わってくる。愛育ベビーは「尚、アメリカで使用するチャイルドシートをレンタルする場合は、FMVSS認証のものでないと使えませんので、ご注意ください。」と注意を促している。ベビーカーには同様の規制はないが、レンタカーを使う旅程ならこの点まで確認しておきたい。
よくある質問
ベビーカーを海外の滞在先に送ってもらえますか?
できない。ベビレンタは配送できない地域として海外を挙げており、ナイスベビーも「沖縄県・離島へのレンタル商品の配送はお受け出来ません。」としたうえで国内の配送エリアを区分している。国内で受け取って持って行く形になる。
空港でベビーカーを受け取ることはできますか?
ベビレンタは「※空港への配達はご対応できかねますのであらかじめご了承ください。」と明記している。出発当日に空港で受け取る段取りは組めないため、出発前に自宅で受け取っておく必要がある。
海外旅行にはどのタイプのベビーカーが向きますか?
軽量で畳めるB型が現実的だ。サイベックスのリベルは体重22kgまで対応で2週間6,710円、ピジョンのビングルは2週間5,500円という設定だった。機内持ち込みの可否は畳んだサイズと航空会社の規定で決まるので、機種を決める前に確認したい。
まとめ
海外旅行のベビーカーは、日本の宅配レンタルを現地に送るという選択肢がない。国内で軽量B型を借りて持って行くか、現地で調達するかになる。レンタル品を国外に持ち出すときは、破損時の扱いを規約で確認してから決めたい。











