ベビーカーを持って新幹線や飛行機に乗るのは、それだけで一仕事になる。帰省先に送ってしまえば移動が軽くなるが、送り先には制限がある。結論から書くと、実家など個人宅への配送はできるが、空港・沖縄・離島は対象外の社がある。条件を整理していく。
配送できる場所・できない場所
| 配送先 | ベビレンタ | ナイスベビー | ダスキンかしてネッと |
|---|---|---|---|
| 帰省先の個人宅 | 可 | 可 | 可(店舗ごと) |
| 空港 | 不可 | 記載なし | 記載なし |
| 沖縄・離島 | 不可 | 不可 | 船便になる場合あり |
| 営業所留め | 佐川急便の営業所留め可 | 記載なし | 店舗受取が可 |
ベビレンタは空港がはっきり不可
ベビレンタの商品ページには「沖縄・離島をのぞくどこでも配送いたします。」とあり、続けて「※空港への配達はご対応できかねますのであらかじめご了承ください。」と明記されている。到着ロビーで受け取って現地で使う、という段取りは組めない。
一方で、佐川急便の営業所留めには対応している。同社は営業所留めで注文する場合、受け取りたい営業所の郵便番号と住所、営業所留めである旨を記入するよう案内している。帰省先に人がいない時間帯でも受け取れる方法として使える。
ナイスベビーは沖縄・離島が対象外
ナイスベビーのご利用ガイドには「沖縄県・離島へのレンタル商品の配送はお受け出来ません。」と書かれている。佐川急便の配送エリアは本州・四国・九州がエリア1、北海道と中国・四国・九州の一部がエリア2という区分で、往復送料の金額もエリアで変わる。
また、レンタル品は「レンタル品1梱包(1アイテムごと)につき往復送料がかかります。」という扱いなので、帰省先まで送ると送料は往復分になる。
離島は納期に余裕を持つ
ダスキンかしてネッとは離島への配送について、航空貨物の規制強化にともない大型商品が船便になる場合があると案内し、「該当の地域へ宅配希望のお客様は到着希望日の2週間前までにお申し込みいただきますよう、お願いいたします。」としている。帰省の直前に手配すると間に合わない可能性がある。
・空港受け取りができない社がある(現地に着いてからでは間に合わない)
・沖縄・離島は対象外か、船便で1週間近く遅れる場合がある
・帰りの返却も帰省先から発送する必要がある(返却の基準日を確認)
返却をどこからするか
忘れがちなのが帰りの手配だ。ベビレンタは「1ヶ月レンタルなら30日間として、レンタル契約終了日までに配送業者(佐川急便)に商品の引渡しとなります。」としており、引き渡した日が基準になる。ダスキンかしてネッとは「宅配レンタル:お客様宅からの発送日がレンタル終了日となります。」という書き方だ。
帰省先から返すのか、自宅に持ち帰ってから返すのかで日数が変わる。帰省先で使い終わったらその場で発送する段取りにしておくと、期間の計算がずれない。
公共交通機関でのベビーカー
移動中の扱いも押さえておきたい。国土交通省はベビーカーマークについて「ベビーカー使用者が安心して利用できる場所や設備(エレベーター、鉄道やバスの車両スペース等)を表しています。」と説明し、エスカレーターなどには「ベビーカーの使用を禁止する場所や設備(エスカレーター等)を表しています。」というベビーカー使用禁止マークが定められている。慣れない駅では、この表示を目印にすると動きやすい。
遠方ほど送料が跳ね上がる
帰省先が遠いほど、送料が総額に効いてくる。愛育ベビーは自社集配区域外の往復送料を地域別に公開しており、普通サイズが関東2,500円・中部3,000円・東北関西3,000円・中四国3,400円・九州3,400円・札幌市3,600円(税込)、中型になると関東3,800円・九州6,400円・札幌市8,000円(税込)という水準だ。
ベビーカーは中型に分類されやすいので、九州や北海道への帰省だと送料だけで本体料金に近づくことがある。遠方の帰省では、送料込みで「持って行く」と比べるのが現実的になる。
受け取り先と返却先を分けられる社もある
行きは帰省先、帰りは自宅、といった使い分けができる社もある。ホクソンベビーは「大丈夫です。ただし、お申し込みした後に変更される場合は必ずお知らせください。」として、届け先と引き取り先が別でも受け付けている。ただし同社は「※ホクソン便エリアからエリア外への変更では、送料が大きく変わる場合があります。」とも注記している。
帰省先が自社便のエリア外なら、行きと帰りで送料の計算が変わる。申し込み時に両方の住所を伝えておきたい。
よくある質問
帰省先の実家にベビーカーを送れますか?
送れる。ベビレンタは「沖縄・離島をのぞくどこでも配送いたします。」としており、注文時に配送先を帰省先に指定すればよい。ナイスベビーも佐川急便のエリア内であれば配送できる。
空港やホテルで受け取れますか?
ベビレンタは「※空港への配達はご対応できかねますのであらかじめご了承ください。」と明記している。宿泊先での受け取りは、レンタル会社の配送可否と宿泊施設側の受け取り可否の両方が関わるので、事前に施設にも確認が必要になる。
沖縄や離島にも配送できますか?
ベビレンタとナイスベビーはいずれも沖縄・離島への配送を行っていない。ダスキンかしてネッとは船便になる場合があるとして、「該当の地域へ宅配希望のお客様は到着希望日の2週間前までにお申し込みいただきますよう、お願いいたします。」と案内している。
まとめ
帰省や旅行のベビーカーレンタルは、送り先の制限が最初の関門になる。空港は不可、沖縄・離島は対象外か船便。帰省先の個人宅か営業所留めが基本形だ。返却の基準日も社ごとに違うので、行きだけでなく帰りの段取りまで決めてから注文したい。










