葬儀場や斎場で喪服は借りられる?現地調達という手

葬儀場や斎場で喪服は借りられる?現地調達という手

遠方の葬儀に急いで向かうことになり、喪服を持たずに移動している——。そんなときに浮かぶのが「会場で借りられないか」という発想だと思います。実は、斎場そのものの中に喪服レンタルの受取拠点がある例があり、式場やホテルへ直接配送してもらう方法も各社が受け付けています。現地で調達する選択肢は、思ったより広いです。

現地で喪服をレンタルする三つの方法

方法 内容 向いている状況
斎場内の受取拠点 会場内の店舗で受け取る 対象の斎場で葬儀がある場合
式場・ホテルへ直送 宅配レンタルの届け先を会場にする 前日までに手配できる場合
葬儀社の貸衣装 葬儀を担当する会社に相談する 喪主側で一括して手配したい場合

斎場の中に受取拠点がある例

喪服レスキューは店舗一覧の中に、東京博善が運営する斎場内の店舗を掲載しています。町屋斎場店、四ツ木斎場店、桐ヶ谷斎場店、代々幡斎場店、落合斎場店、堀ノ内斎場店の6か所です。東京博善は公式サイトで「東京博善の都内6カ所の斎場は、すべて最寄駅から徒歩圏内の好立地です。」としており、いずれも火葬炉と式場が併設された総合斎場になっています。

会場に着いてから受け取れるので、移動中に喪服を持ち歩かずに済みます。ただし利用ガイドには斎場内の店舗を利用する人向けの案内が別途ありますので、事前に条件を見ておいてください。

式場やホテルに届けてもらう

斎場に拠点がない場合でも、宅配レンタルの届け先を会場にできます。礼服レンタルのやましたは式場・ホテルへの配送について「可能です。その際、お支払方法はクレジット払いでお願いいたします。」としています。代引きが使えない点は押さえておきたいところです。

RENCAも同様で、公式ページに「ホテル・式場や葬儀場・ご宿泊先などへの直送も可能で、ご利用後はお近くの郵便局・コンビニエンスストアから簡単にご返却いただけます。」と記載があります。Cariru BLACK FORMALも自宅以外への配送を受け付けていて、宿泊先に届ける場合は事前に宿へ荷物が届く旨を連絡するよう案内しています。

会場に直送するときの確認事項
式場やホテルが荷物を預かってくれるか、休館日はないか、宛名の書き方に指定はないか。この三つを先に確認しておいてください。受け取ってもらえないと、当日に喪服がない状態になってしまいます。Cariru BLACK FORMALも発送時に送り状へ明記すべき事項を確認するよう案内しています。

葬儀社に相談するという選択肢

葬儀を担当する会社に貸衣装を相談する方法もあります。冠婚葬祭互助会は全国に広がっていて、一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会は自らを「日本全国 98% の互助会が加盟」する団体としています。ただし葬儀社によって貸衣装の扱いは違いますので、あるかどうかは個別の確認になります。

注意したいのは料金です。葬儀社の貸衣装は葬儀費用の見積の中に組み込まれる形になることがあり、単体の価格が分かりにくくなります。宅配レンタルの相場が小物込みで8,000円から11,000円前後(税込)であることを頭に置いたうえで、見積の内訳を見てみてください。

喪主側でまとめて手配する場合

遺族が複数人いて全員分が必要なら、宅配レンタルでまとめて注文したほうが管理はしやすいです。Cariru BLACK FORMALはレンタル料金の合計が5,000円以上なら往復送料が無料になるので、人数分を一度に頼めば条件を満たしやすくなります。同社はFAQで「ご注文が別々の場合でも、同一レンタル期間の商品は発送時にまとめさせていただきます。」としています。

喪服レスキューのFAQにも、家族や知り合いと一緒に複数の喪服を借りたい場合の項目があります。人数が多いときは、受け取りと返却の動線を一本化しておくと当日の負担が減ります。

よくある質問

葬儀場に行けば必ず喪服を借りられますか?

そうとは限りません。斎場内に受取拠点がある例はありますが、すべての斎場に用意されているわけではありません。確実にしたいなら、事前に宅配レンタルを会場宛に手配しておくほうが安心です。

会場に届いた荷物はどこで着替えるのですか?

会場によって更衣スペースの有無が異なりますので、事前に葬儀を担当する会社に確認しておいてください。斎場内の受取拠点を使う場合は、その場で受け取ってそのまま着替えられる構成になっています。

返却も会場からできますか?

宅配レンタルなら着払い伝票が同梱されているので、近くのコンビニや郵便局から返せます。RENCAは「配送商品と同様、同梱の着払い伝票にて配送でご返却をお願いいたします。」としています。

まとめ

会場での現地調達は、斎場内の受取拠点があればいちばん早いです。なければ式場やホテルへ直送してもらう。どちらも使えないときに、葬儀社の貸衣装を相談します。この順番で考えると整理できます。直送を選ぶなら、会場が荷物を預かってくれるかの確認だけは省略しないでください。

遠方の葬儀に喪服を持って移動するのは負担が大きいものです。届け先を会場にできると知っておくだけで、動き方が変わります