粗大ゴミの収集日に間に合わない時の対処|変更期限を5市で確認

粗大ゴミの収集日に間に合わない時の対処|変更期限を5市で確認

引っ越しの日が決まっているのに、粗大ゴミの収集日がその後になってしまった。あるいは申し込んだ収集日をうっかり逃した。結論から書くと、まずやるべきは受付センターへの連絡で、変更や取消には自治体ごとの期限がある。大阪市は収集日の3日前の午後5時まで、仙台市はネット申込なら前日17時まで、札幌市は申込期限の16時30分まで。期限を過ぎると次の収集日に回るが、その「次」が1か月後という自治体もある。日程がどうしても動かせない場合の代替手段まで含めて整理する。

申込の締切変更・取消の期限
大阪市収集日の3日前の午後5時(日曜・年末年始を除く)
仙台市ネットは初回7日前24時/2回目以降2日前17時、電話は2日前収集日前日(土日等を除く)の17時まで
札幌市区ごとの申込期限日(収集希望日の2週間前から受付)申込期限の16時30分まで
横浜市収集日の7日前受付センターへ連絡(FAX様式に変更・取消申請書あり)
名古屋市収集日の7日前(前の週の同一曜日)受付センターへ連絡

まず受付センターに連絡する

粗大ゴミの申込は受付センターのシステムに登録されている。そこを直さないかぎり、収集車は元の日程で来る。仙台市は「変更・取消の連絡は、収集日の前日(収集日が月曜日の場合は、前の週の金曜日。収集日が1月4日の場合は、12月28日)までに電話でお願いします。」と、休日をまたぐ場合の扱いまで示している。大阪市は「申込内容の変更(品目の追加、収集日の変更等)は、収集日の3日前の午後5時(日曜日・年末年始を除く)まで可能です。」だ。

インターネットで申し込んだ場合、自分で直せることが多い。仙台市は「インターネットから申し込みの場合は、品目や収集日の変更・申し込みの取消がインターネットから可能です。」とし、大阪市も「申込内容の確認や変更は、申込み先リンクのページ上部にある「申込内容の照会・変更・キャンセル」から行ってください。」と案内する。ネット申込時に届く受付番号とパスワードのメールは、消さずに残しておきたい。

品目を追加したいときは新規申込になることがある

「ついでにもう1点」は、必ずしも同じ収集日には乗らない。仙台市は「変更により追加する数量が多い場合は、新たな申し込みとして次の収集指定日になる場合がありますので、ご了承ください。」としている。収集ルートは事前に組まれているため、量が増えると別便になるという事情だ。

逆に減らす方向にも注意点がある。大阪市はクレジットカード決済について「クレジットカード決済で申込みいただいた場合は、申込日当日に手数料総額が減額となる変更手続きはできませんので、ご注意ください。」と注記している。決済を済ませた後に「やっぱり1点減らす」は、その日のうちにはできない。

収集日を逃したらどうなるか

朝の出し忘れは、そのまま「未収集」として処理される。札幌市は「指定の場所に大型ごみが見当たらない等の場合には、収集を委託している事業者からお電話するか、連絡票をポストに投函することがあります。」と、その後の連絡があることを示している。大阪市は「粗大ごみは、必ず収集日当日にお出しください。」と繰り返しており、前日から出しておくのも認められていない。

仙台市は前倒しの危険をはっきり書いている。「収集日前から粗大ごみを出すと、付近にごみが不法に捨てられる原因となりますので、ご注意ください。」。間に合わないからといって前夜のうちに置いておく、という対処はとらないほうがよい。

⚠️ 申し込まずに置いていくのは不法投棄にあたる
退去日が迫ると「置いていけば誰かが処理する」という発想になりがちだが、横浜市は「お申込みをしていない粗大ごみを放置することは不法投棄になります。」と明記している。世田谷区も「粗大ごみ処理券を貼らずに集積所に出すことは不法投棄となり犯罪です。」としている。日程が合わないときは、次の見出しの代替手段を検討したい。

収集を待てないときの3つの代替手段

1. 自分で持ち込む。収集より早く処分できる可能性が高いのがこの方法だ。横浜市は自己搬入について「事前に粗大ごみ受付センターに申込みが必要です。(枠が空いていれば当日持ち込むこともできます)」としており、「粗大ごみ自己搬入のインターネット受付の締切は、搬入日当日の15時です。」と当日申込にも道を残している。収集が2週間先でも、持ち込みなら当日という差はここから生まれる。ただし車と積み下ろしの人手が要る。

2. リユースに回す。状態がよければ処分ではなく引き取りになる。大阪市は連携事業者のサービスについて「連携事業者が運営するサービスを利用してリユースできれば、粗大ごみ処理手数料がかからず、最短で当日に引き取ることが可能です。」と案内している。日程面でも費用面でも有利になりうる。

3. 許可業者に依頼する。市の収集日程に縛られない方法だが、依頼先の資格は必ず確認したい。国民生活センターは2022年11月2日の注意喚起で「インターネットやチラシ等で広告を大々的に出している事業者が必ずしも一般廃棄物処理業の許可業者とは限らないため注意してください。」としている。許可業者の一覧は自治体のサイトに載っている。

そもそも締切に間に合わせるための逆算

引っ越しが決まった時点で日程を逆算しておけば、この問題の大半は起きない。横浜市は「受付から収集までは、2週間程度かかります。」とし、仙台市は「申し込みが多い場合は、次回の収集指定日になる場合があります。お早めにお申し込みください。」と注意している。名古屋市の粗大ごみ収集は月1回で、締切は7日前。この地域で締切を逃すと、次の機会は約1か月後になる。

3月から4月の引っ越しシーズンは受付そのものが混む。世田谷区は「月曜日の午前中、3・4月の引越しシーズン、年末年始等、曜日や時間帯によって電話がつながりにくい場合があります。」としている。24時間受け付けているインターネット申込を使えば、この行列は回避できる。

よくある質問

粗大ゴミの収集日は変更できますか?

期限内であれば変更できる。大阪市は収集日の3日前の午後5時まで、仙台市は収集日前日(土日・年末年始を除く)の17時までを期限としている。札幌市は区ごとの申込期限日の16時30分までに連絡するよう求めている。インターネットで申し込んだ場合は、受付システムの照会画面から自分で変更できる自治体が多い。期限を過ぎると次の収集日への振り替えになる。

粗大ゴミの申し込みをキャンセルすると手数料は戻りますか?

処理券を買った後であれば、券自体の払い戻しは原則できない。世田谷区は「有料粗大ごみ処理券は原則払い戻しできません。」としつつ、区外への転居など一定の事由に該当する場合は払い戻しを行うとしている。ただし横浜市は使用期限がなく次回使えるとしているため、同じ自治体に住み続けるなら次回に回せる。オンライン決済の場合、福岡市は「申し込みを取り消した場合でも返金することはできません。」としている。

収集日に出し忘れた粗大ゴミはそのまま置いておけますか?

置いておけない。粗大ゴミは収集日当日に出す決まりで、大阪市は「粗大ごみは、必ず収集日当日にお出しください。」としている。収集されなかった品物を集積場所に残すと、仙台市が指摘するとおり周囲への不法投棄を誘発する。いったん自宅に戻し、受付センターに連絡して次の収集日を確保するのが正しい手順になる。

引っ越しの段取りで一番あとまわしにしがちなのが粗大ごみだった。逆で、退去日が決まった日に申し込むのが正解だと今なら分かる。

まとめ

粗大ゴミの収集日に間に合わないと分かったら、まず受付センターに連絡する。変更・取消の期限は大阪市が収集日の3日前午後5時、仙台市が前日17時、札幌市が申込期限日の16時30分と自治体ごとに違い、ネット申込なら自分で照会画面から直せることが多い。

日程がどうしても動かせないなら、当日枠のある自己搬入、最短当日のリユース引き取り、許可業者への依頼という3つの道がある。避けたいのは、申し込まずに置いていくことだ。それは制度上、不法投棄として扱われる。

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