
今回の記事では、剪定はさみの消毒方法を紹介します。また自動で消毒してくれる便利なはさみも紹介します。
目次
剪定はさみは消毒が必要なの?
剪定はさみは消毒する必要があります。枝や茎を切った際に、その植物が病気にかかっているとウイルスがはさみに付着してしまいます。ウイルスが付着したはさみで他の枝や茎を切ってしまうとどんどん病気が感染して広がっていってしまいます。
特に注意したいのが「モザイク病」や「疫病」といったウイルス性の病気です。これらは見た目にはわかりにくいこともあるため、「この植物は元気そうだから大丈夫」と油断せず、毎回消毒する習慣をつけるのがベストです。
ちなみに消毒をサボった結果、庭のバラが全滅したという話もネットでよく見かけます。正直なところ、面倒でも消毒するだけでリスクを大幅に減らせるので、やらない理由がないんですよね。
園芸用のはさみの殺菌、消毒方法

剪定はさみの消毒にはいくつか方法があります。今回は煮沸消毒、アルコール消毒、ライターでの消毒方法を紹介します。
煮沸消毒
熱湯をかけることではさみの消毒ができます。この方法では特別な道具なしで消毒できます。やかんでお湯を沸かして刃の部分にかけるだけでOKなので、一番手軽な方法です。ただし、はさみの素材によっては急激な温度変化で歪みが出る可能性があるので、ステンレス製のはさみに向いています。
アルコールでの消毒
アルコールでの消毒はお手軽な消毒方法になります。アルコールスプレーなどではさみの刃を消毒しましょう。市販のエタノール(70〜80%濃度)をスプレーボトルに入れておくと、作業中にサッと吹きかけられて便利です。1本あたり500〜800円程度で購入でき、長期間使えるのでコスパも良いですね。
ライターやチャッカマンで炙る
ライターやチャッカマンではさみを炙る方法もあります。片手ではさみを持ちながらもう一方の手でライターやチャッカマンをもって適宜炙っていけば常に清潔なはさみで剪定できます。10〜15秒ほど刃の部分を炙るだけで十分です。ただし、プラスチック製のグリップがある場合は熱で溶けないように注意してください。
第三リン酸ナトリウムでの消毒
第三リン酸ナトリウムは園芸用品などに使われる消毒液です。水で希釈し、はさみをつけておいて洗浄します。この薬品はウイルスを殺すものではなく不活性化するものです。
第三リン酸ナトリウムは強アルカリ性のため、目や粘膜などに入らないように注意しましょう。ゴム手袋の着用も推奨です。
どの消毒方法を選べばいい?比較表
正直なところ、どの方法が一番いいのか迷う人も多いと思います。それぞれの特徴をまとめると以下のとおりです。
- 煮沸消毒:手軽さ◎、コスト◎、殺菌力○(道具不要だけど屋外だとやりにくい)
- アルコール消毒:手軽さ◎、コスト○、殺菌力○(スプレーで手軽、屋外でも使いやすい)
- ライター消毒:手軽さ○、コスト◎、殺菌力◎(どこでも即消毒できる)
- 第三リン酸ナトリウム:手軽さ△、コスト△、殺菌力◎(本格的だけど取り扱い注意)
個人的には、家庭菜園レベルならアルコールスプレーが一番バランスが良いと思います。屋外でもスプレーするだけで済むし、乾くのも早い。本格的にたくさんの木を剪定する場合は、第三リン酸ナトリウムがおすすめですね。
消毒の頻度とタイミング
消毒はどのくらいの頻度でやればいいのか、これも気になるポイントです。
基本的には「植物を変えるたびに消毒する」のが理想です。AのバラからBのバラに移るときも、同じバラ同士であっても消毒するのが安全。特に病気の症状が出ている植物を切った直後は必ず消毒しましょう。
また、作業の最初と最後にも消毒しておくと安心です。前回の作業で付着したウイルスが残っている可能性もあるので、使い始める前にサッと消毒する習慣をつけると良いですね。
自動で消毒してくれる剪定はさみ
毎回消毒するのが面倒という方には、消毒機能付きの園芸用剪定はさみがおすすめです。
熱で消毒するタイプの剪定はさみ
熱で消毒する剪定はさみです。はさみの刃の部分が熱くなり消毒されます。刃は100度以上に熱くなることもあるのでやけどには注意しましょう。価格は3,000〜5,000円程度で、充電式のものが多いです。
消毒液が染み出る剪定はさみ
消毒液が自動で染み出てくるタイプの剪定はさみも売られています。専用のカートリッジを取り付けることで刃全体に消毒液が染み渡ります。カートリッジの交換が必要ですが、大量の剪定をする人にはとても便利です。
まとめ
今回は剪定はさみの消毒方法を紹介しました。
- 煮沸消毒
- アルコールでの消毒(個人的に一番おすすめ)
- ライターやチャッカマンで炙って消毒
- 第三リン酸ナトリウムで洗浄
- 自動消毒機能付きのはさみもあり
消毒をサボると病気が広がるリスクがあるので、面倒でもやるのが大事です。自分のスタイルに合った消毒方法を選んで、植物を病気から守りましょう。







